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テーマ:ベトナム好き集まれ(2170)
カテゴリ:ベトナム旅雑記
ハノイからザライ省の省都プレイクまでバスで行くことにしました。そのバスについてすこし説明をします。
ベトナムの長距離バスは、おおまかに二種に分けることできます。ひとつはローカルバス。各町のバスターミナルから発着し、あとはヒッチハイクの要領で、乗りたいところで乗り、降りたいところで降りるバスです。もうひとつは外国人旅行者が主に乗るバスです。ハノイ-ホーチミン間を主要路線にし、主だった都市で乗り降りできます。 おもしろいのはなんといってもローカルバスです。時刻表は無きに等しく、十分な乗客が集まれば出発します。座席はもちろん通路にも人がごったがえし、もうこれ以上入らんだろうすし詰め状態のところに、さらに売り子が何人も乗り込んできてあらゆる商品を売り歩きます。それにまたみんな荷物がやたらと多い。座席の下はもちろん、バスの上にも大量の荷物が積み込まれる。自転車やバイクも天井に積まれる。冷房はもちろん効いていない。 外国人用バスはこのような混沌とは無縁で、座席数以上に人が乗ることもない。日本の高速バスをそのままイメージして遠からずといったところ。ほぼ定時運行ですし、快適さでもローカルバスに数段勝る。でも、つまらない。 私よりもベトナム文化に精通し、ベトナム語に堪能で、ベトナム各地に足を運んだ日本人はごまんといます。ですがそんな私でもこれなら負けないのでは、と密かに自負していることがいくつかあります。そのうちのひとつがローカルバスです。私ほどローカルバスに乗った日本人はそうはいまい、そう根拠もなく自負しています。この中部高原を訪れる旅日記では、ローカルバスを紹介することが肝になります。当初はザライ族のお墓の彫刻をこの目で見たい、という動機で出立したわけですが、結末をばらしてしまうと、この目的は果たされず、結果的にはいたって尻すぼみなエピローグとなってしまうのです。私の情熱が冷めたのが原因ではなく、不可抗力な要因がいくつか重なったためなのですが。 前ふりがやたらと長くなってます。いつ出発するんだ。もうじきです。でも今回はまだ出発しません。次回です、たぶん・・・。つづく。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年06月01日 21時45分56秒
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