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テーマ:ベトナム好き集まれ(2170)
カテゴリ:ベトナム旅雑記
街の中心部にあった宿に決めた。そこそこ大きなホテルだが、宿泊客は私一人だった。あたりまえか、いまはテト(旧正月)休みだからなあ。
この小旅行は2001年2月のことなのだが、このすこし前に中部高原で暴動があった。ベトナムでは私の知る限りまったく報道はされていなかった。知り合いのベトナム人に訊いても、誰も知らなかったし。だがハノイに住む日本人の知り合いは皆知っていた。外国では報道されていたみたいだ。 私も詳しいことはわからないのだが、以下のような経緯で発生した暴動らしい。1995年以降はコーヒー景気に活況を呈していた中部高原であったが、ベトナム各地から移民が押し寄せ、先住民と新たな移住者の間に軋轢が生じていた。先住民の移住を強いるダム建設なども不満を増大させる原因となった。そして2000年にコーヒー価格暴落し、不満が最高点に達し、今回の暴動につながった。中心になったのはプロテスタントの団体らしい。海外に居住する反共的な越僑団体の扇動があったともいわれている。 そのような事情もあり、村にお邪魔させていただいてお墓を見させてもらうには、ちゃんとした案内人が必要になる。ひとりでぶらりと入り込むのはこのような状況下では得策ではないし、礼儀にもかなってないだろう。だが頼りにしていたツーリストインフォメーションはテト休みだ。通常なら、ここで車やガイドの手配ができるのだが。無計画過ぎたか。まあいい、今回は村訪問はあきらめよう。てきとうにぶらぶらするぜ。つづく お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年06月08日 23時47分52秒
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