さくらと夢の助

「さくら」その十四　完

さくらは我が家の犬になった。

大切に育てよう。

マリア、さくら物語を作るよ

ヒロ爺、それは楽しみね。

「さくら」その十三

書き足し文の下に返信文を書こう

「さくらを大切に育てます」

時々遠くから見守ってください

よろしくお願いします。

「さくら」その十二

張り紙の下に書き足し文がありました。

「さくらの主人になってください。」

「とっても素直な犬です」

「まだ9ヶ月です」

「さくら」その十一

マリア、たぶん子犬のさくらだよ

ヒロ爺、ついてきたのかな

野良犬ではないから、持ち主が探しているね。

張り紙でも張ろうか。

「さくら」その十

さくら、俺たちは家に帰るよ。さよなら、

さくらは飛びまわすのを止めて、芝に座りました。

さくら、明日また会おうね。

ヒロ爺、家の外で物音がするよ。

「さくら」その九

マリア、子犬の名前は「さくら」にしようぜ。

さくらは楽しそうに桜の木の周りを飛び跳ねていました。

マリア、さくらを捕まえなくていいよ。

近くで見てよう。

「さくら」その八　

筏はゆっくりと岸に戻ってきました。

岸に着くと、子犬は筏から岸に飛びました。

子犬は岸にとどかなく、岸辺の水の中に落ちました。

白いカールの毛にさくらの葉っぱが付いていました。

「さくら」その七

筏にお座りして、こちらを見ていました。

子犬を捕まえようとすると、子犬は後ろに移動しました。

マリア、子犬を向こう岸に連れて行こう。

ヒロ爺、飼い主が見当たらないわ。

「さくら」その六

筏で向こう岸に近づきました。

向こう岸にもさくらが咲いていました。

筏が向こう岸に着くと子犬がクンクン言って近づいてきました。

筏が岸に着くと、子犬はしっぽを振って、いかだに乗ってきました。

「さくら」その五

子犬がこっちを見て、クンクン鳴いていました。

ヒロ爺、子犬が我々を憶えていたようよ

ホントだ、懐かしそうな顔をしている。

マリア、向こう岸に行こうぜ。