2004/12/01(水)18:19
認識するということ。
オーストラリアへ来る前、
僕の人生、何かが間違っている…
と思っていました。
「自分だけにできることって、いったいなんだろう?」
「どうやったら、自分をもっと理解することができるのだろう?」
僕は、他人のためになることがしたかった。
自分が必要とされる人間だと思いたかった。
ボランティア活動でもしていこうかな、などと漠然と考えていました。
何かが違う…
圧倒的に僕には足りなかったものは、
「認識」です。
自分の能力の認識。
自分の現状への認識。
世界への認識。
僕には、他人を助けていけるような能力が足りない。
僕には、自分自身を養っていくだけの稼ぎがない。
僕は、世の中のことをしらない。
なにより、
ボランティアという安易な逃げ道が
人助けには、ならない、
という認識が抜けていた。
他人のために何かをやろうと思うなら、
何かのプロにならなくちゃだめだって。
必要とされる人間は、結局そういう人間だって。
ボランティアなんて、結局、その労働力が無償だから
価値があるのであって、
本来なら、どうでもいいことなんだって。
マクロ的に言えば、ボランティアは税金を払わないし、
少ない価値しか提供しないわけだから、
ボランティアが増えると、皆が困ることになる。
自分自身を高めていくことが、結局、
唯一の生きる道なんだなぁ。
今日もまた、自分への言葉でした。