JR九州 嘉例川駅を訪ねる
1月6日 大阪へ出張する次男を鹿児島空港に見送った後、すぐ近くにある嘉例川駅を久しぶりに訪ねた。まだ松の内だったので、立派な門松も飾られており、これまで数回訪ねた時にはなかった佇まいを見ることができた。 嘉例川駅は霧島市隼人町嘉例川にあるJR九州・肥薩線の無人駅である。開業は明治3年(1903)1月15日に営業を開始したというから今年で112年を数える。平成15年に開業百年には「嘉例川駅開業百周年記念碑」が建てられ「肥薩路 汽笛鳴るなり百周年」という文字も刻まれている。 駅舎内も歴史を感じさせる。 駅舎内からホームを望む。 駅名表示板 一つ先は「霧島温泉」である。 駅近辺の名所案内板 高屋山上陵天津日高彦火火出見尊(山幸彦)(あまつひこひこほほでみのみこと)案内塔 大正9年(1920)3月30日当時の皇太子(昭和天皇)が高屋山上陵参拝のため乗降りした。当時のことで上陵までの乗り物は人力車だった。東郷平八郎も同行したという。 郷愁を感じる駅舎とホームの佇まいである。 見学を終えて駅舎を去ろうとしたとき、関係者と思われる方と出会い「一分後にはやとの風が入って来ますよ」と言葉をかけられた。なんというラッキー。すぐホームにとって返した。時を置かず「はやとの風」が入線。 5分間停車なので、乗客は社外に出て,山の新鮮な空気を吸ったり、写真を撮ったり、また私たちみたいな見物客は車内に入って見学することができる。 嘉例川駅には他にも名物がある。駅弁「百年の旅物語 かれい川」である。私はまだそれを食したことはないが、テレビの映像では何回も見た。駅舎内で土・日発売、車内販売は予約が必要でとのことだ。JR九州主催の「九州駅弁ランキング」で2004年3位、2009年まで3年連続で1位になった。(この文章を書くのに一部ウィキペディアを参考にした)