長崎の旅の終わりに崇福寺へ
ブログ空白一ヶ月。特別な理由もない。あるとすれば、ただ怠惰! この長崎の旅の終わりは1月のこと、もう忘れてしまうくらいの時間が経ってしまった。さて上の写真は国重要指定文化財の崇福寺三門である。説明版によると一般寺院では外門を山門というが、禅宗寺院の場合は三門と呼ぶことが多く、三解脱門(空門、無相門、無作門)の略であるという。この建物は嘉永2年(1849)に再建された、中国趣味の極めて濃厚な建築様式であるが、日本人棟梁の作で、特異な形から竜宮門の名で親しまれている。当寺の山号「聖寿山」の横額が楼上正面にある。 三門をくぐると左に寺院への石段がある。 国宝 第一峰門。 二の門、中門、唐門、赤門、海天門等の別名がある。中国寧波で切組み唐船で運び元禄9年(1696)ごる建てた。唐通事 林仁兵衞(林守壂)の寄進。軒裏の複雑な組物が特徴で、華南地方に見られる日本で唯一例である。平垂木を放射状に割付けた扇垂木に鼻隠板打ち。極彩色模様が施されているが、雨がかり部分は単なる朱塗りである。 国指定重要文化財 護法堂 国宝 大雄宝殿。 崇福寺の本堂である。本尊は釈迦如来。脇侍は迦葉と阿南。正保3年(1646)創建。十八羅漢は黄檗系彫像の代表作という。 大釜 天和年間の飢饉のとき、住持千呆禅師が書籍什物を売って施粥をした。そのとき鍛冶屋町の鋳物師に注文して造ったものである。4石2斗を炊くと伝えられている。 木鐸 鐘鼓楼 享保13年(1728)の再建。楼上に正保4年(1647)開創時の壇越たちの名を連ねた梵鐘がかかっている。 今日は3月31日。3月の最初の更新が3月の最後の最後の更新になってしまった。来月はこのような愚を繰り返さないようにしたいものだ。 明日4月1日から娘一家と長崎、北九州、下関方面へ2泊3日の短いドライブ旅行に出かける。長崎は1月に行ったばかりだが、今回も楽しんできたい。