夜の道後温泉 (四国ツアーその三)
亀老山展望台から瀬戸内の絶景を満喫した私たちツアー一行は今晩宿・道後温泉に向かう。今日 幾つ目だろう。しまなみ海道の橋を渡り、今治市に通ずる道を走る。 ガイドさんの案内で世間を騒がしている今治市の加計学園の岡山理科大学・獣医学部前を通過するということを知る。バスがしばし徐行した瞬間に写したのが貴重なこの一枚である。これほどまで森友問題と共に国民を馬鹿にした問題はないと思っているので、しっかり瞼に焼き付けることだった。 やがてバスは道後温泉に近づいた。ガイドさんの案内で石手寺(いしてじ)の前を通過することを知り慌ててシャッターを切ったのが、上下の写真である。 四国遍路の祖・衛門三郎ゆかりの寺で6万6000㎡を誇る広大な敷地には、国宝の二王門をはじめ重要文化財の本堂、三重塔、訶梨帝母天堂など見所も多いというが、今回は訪問叶わずだった。 初日の宿・道後温泉のホテル「道後 彩朝楽」に到着。夜のバイキングが有名で客が多い。しゃぶしゃぶやすき焼きもあり、松茸もあった。大満足。もちろん温泉もグッド。 道後のシンボルと言われる「道後温泉本館」。明治から昭和にかけて何度も増改築が繰り返されたことから、様々な時代の建築様式が見られる。小説家・夏目漱石のお気に入りで小説「坊ちゃん」にも登場したことでも有名である。 今回はホテルの温泉を満喫した後だったが、妻とその妹の二人は再び入浴するとのことで入って行った。後で聞くとツルツルすべすべしてえも言われぬ心地だっとか。男二人はその間、喫茶店でコーヒーでも思っていたが目の前のハイカラ通りの散策に終わってしまった。 道後温泉本館前から入る「道後ハイカラ通り」は夜も大賑わい。L字型に60店舗がある。愛媛の名物お菓子や海山物などの店も多いが、日本一を誇る今治のタオル専門店や砥部焼など退屈させない通りである。