ジージの南からの便り

2013/04/17(水)19:07

照国神社で新しく見たもの

鹿児島の歴史(323)

     先日、福昌寺の後、照国神社に向かった。 ここは何回かブログで取り上げているが、この日はネット情報をもとに新しいスポットに向かった。  照国神社は島津家28代当主・島津斉彬を祀る神社で、正月の初詣や鹿児島の夏の風物詩「六月燈」では鹿児島県一の賑わいをみせる。鹿児島一の繁華街・天文館から西南戦争の最後の激戦地となった城山の方向に向かって歩くと大きな鳥居が見えてきて、城山の下にたどり着く。写真の左に大きく写るのがその大鳥居である。城山の上には城山観光ホテルが見える。  その照国神社の左側を城山の麓に向かって進んだ。  保食神社と書いてあるので、ほしょくじんじゃと読むのかと思っていたらなんと「うけもちじんじゃ」と読むことが分かった。別名「照国稲荷」という。  そこを左に更に進むとなんとも風変わりな「邪鬼」に出会った。 「邪鬼」とは何か。世界大百科事典によると「祟りをする神、物の怪(もののけ)などを総称していうが、仏像に関しては仁王像や四天王像の足の下に踏まれている小型の鬼類をさす」とある。そこでネットで幾つかの写真を見てみたが、なるほど大きな仁王像などに踏みつぶされんばかりの鬼が苦しそうな表情で写っている。一方この写真の邪鬼はどうか。現場には何ら説明文もないが、見るからに重いものを必死の形相で支えているように見える。これは私の考えだが、頭の上に何かが乗っていたのかもしれないと思うことだった。  そのすぐ先には「水宮」という鳥居があった。  中に入って行くと左右に山神、水神、地神、地眼などの碑が沢山あった。  これらは藩政時代からあったようで、当時、水宮横に側溝があり、城山から流れてくる湧水を得るために造られたものと思われる。  面白い石像もある。大きな魚を抱いており、恵比寿様を連想させる。  これは魚?  最後は茶色の石像。これも魚と関係ある?  いずれにしても水に関するものだけが、集めてあった。 

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