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カテゴリ:我が家の行事
今日は買い物の帰り、近所のお孫さんがおばあちゃん(まだおばあちゃんと言うには少し若い60歳そこそこではあるが)の車に乗せられてきれいに着飾り出かけるところに出くわした。
ああ この女の子も、もう7歳になったのだと想い「おめでとう、神社に出かけるの」と聞いたところ、「これから七草粥をもらいに行くところよ! お宅にも貰いに行こうと思ったが留守だったからやめたのよ」と本気とも冗談ともとれる口調で我々夫婦に言いながら車を走らせて行ってしまった。 そう 鹿児島では、この日数え歳で7歳になった男の子も女の子も神社にお参りをする風習がある。その後親戚や親しい近所の家を7軒回り、持って行った重箱にその家の「七草粥」を詰めてもらうのだ。重箱一つに少しづつ7軒のものを入れてもらうので、大した量ではない。貰いに来てもらった家は事前にもらいに行きますという事前の連絡があるので、七草粥と祝いの金子を入れた袋を用意して置くのだ。家庭によってはその後、親戚を呼んで祝宴を開くところもある。 鹿児島では3,40年前まではこの七草祝の方が七・五・三の祝いよりも盛んだった気がする。 さてその七草粥だが、ものの本による七草粥というものと鹿児島の(我が家だけかも分からないが)ものとは、似て非なるものである。 各家庭によって違いがあると思うが、我が家のものを紹介しよう。 そもそも鹿児島では「七草ずし」(なのかんずし)と言う。つまるところ中身は「雑炊」である。 春の七草の他、里芋や人参など何でも入れる。そして大きな特徴は餅を入れること、味噌仕立てであることだ。 見かけは雑炊そのものなので、写真のアップはしないが、今日の我が家は娘一家も来て食べるので夕食にそれを作って食べた。大人から子供まで年一回の「なのかんずし」をフーフー言いながら美味しくいただいた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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