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カテゴリ:鹿児島の歴史
![]() 2013年2月12日に清水城山城跡の記事に関連して清水中学校(清水城跡であり大乗院跡でもある)裏にある磨崖仏のことを写真入で書いたことがあった。 そのことを覚えていただいたと思われるサンチョさんから先日、拙ブログのコメント欄に書き込みをいただいた。曰く「先日 清水中学校裏の大乗院跡の磨崖仏を訪ねたところ、磨崖仏の下の方が掘られており、そこにクマタツさんがいつも探しておられる五輪塔がありましたよ」というものだった。 サンチョさんからは以前にも「五輪塔双式板碑」の場所を数箇所ご教示いただいたことがあり、今回もメールで写真を送っていただいた。その後訪ねる機会がなかったが、先日やっと訪ねることができた。 現地に行ってびっくりしたのは、サンチョさんのご教示の通り、以前からあった「大乗院摩崖字と塔婆」の下が新たに発掘されており、そこに五輪塔双式板碑が2体露出していた。 ![]() ![]() 狭い穴に入ってみると、右側に比較的小さな五輪塔双式板碑の彫り物 ![]() 左側には右側の板碑より大きな五輪塔双式板碑 ![]() これまでにも谷山の慈眼寺や川辺の清水の磨崖仏の場所などで岩に彫り込んだ五輪塔板碑は見たが、このように比較的小さな岩に磨崖仏と五輪塔板碑を一緒に彫り込んだものを見たのは初めてである。貴重な情報をお寄せいただいたサンチョさん、改めてお礼を申し上げます。 この磨崖仏については、現在までのところ情報が少ないが、磨崖仏にある梵字は「アン」普賢菩薩を表していると思われる。彫られた文字も判別できないものが多いが、「未来」という文字も書かれている。 ![]() 場所は鹿児島市立清水中学校と稲荷川の間を国道十号線の方向に歩いて行き、中学校と稲荷町公民館の間を左に曲がると清水城跡登り口がある。そこから左に入ると、中学校のプールと山側にある「山城跡 大興寺口」と書かれた間に磨崖仏と五輪塔板碑はある。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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