ジージの南からの便り

　ブロ友でご主人が鹿児島生まれという○○さんとコメント欄でやり取りする中で、鹿児島の昔ながらの「そば」の話が出てきた。○○さんが鹿児島で食べたというそば１００％の手打ちそばの話題などである。

　そこで、私が微かな記憶をたどり、鹿児島で一番古いそば屋「重吉そば」を思い出して、訪問してみた。我が家で手打ちそばを打ったことはないが、重吉そばなら昔ながらのものが残っているかもわからないしそれなりの訪問記を書けるかなかと思ったからである。重吉そばは大正元年（１９１２）創業で１００年を越す老舗である。現在は県内に数ヶ店を構えている。

　上の写真は「重吉そば」鹿児島中央駅・アミュプラザ店である。ここをさる日に訪ねた。
ところがである、食い意地の張った私は自分の使命？　を忘れて、肝心な手打ちそばはさて置き大好きな「カツ丼」を頼んでしまった。

　下の写真は妻が頼んだ「冷やし△△そば」である。
私も、一筋は食べて見たが、レポートする自信はない。いずれ再訪することにします。



　私が頼んだ「カツ丼」セット。ネットでみても評判のメニューのようだ。



　ブロ友○○さんとのやり取りの中で、そば粉の話も出てきた。
そういういきさつで単純な私は久しぶりに「そばがき」を食べたくなった。
下の写真は鹿児島では有名でいつも行列のできる店・「そば茶屋　吹上庵」である。ここは県内、県外にたくさんの店舗網を持っている。
　この店は先日「知覧麓の武家屋敷群」を訪ねた時に昼食をとった「吹上庵　知覧店」。
ここは、そばやうどんのメニューが数十種類ある。メニューが豊富なので私のお気に入りの店の一つである。この日は雨が降っていたが、店に入るともちろん冷房完備、そのため久しぶりに「味噌煮込みうどん」を食べた。鍋焼きなので最後まで冷えない。結局この日も「そば」とは縁がなかった。(笑)



　私が「そばがき」の話をしていたのが耳に残っていたのか、妻が勘定の時に「そばがき」用のそば粉を買ってきてくれた。私も昨日のおやつに数十年ぶりに熱湯を数回に分けながら注ぎつつかき回し、捏ねた。半煮えもなく大変よくできておいしくいただいた。素朴で美味しいのはもちろんだが、懐かしい味であった。また、たまには食べてみたい。食べ方は醤油をちょっとつけるだけである。
先日、近所のスーパーにもそば粉を売っているのを見かけた。吹上庵で買ったそば粉をこねると、写真の小皿に盛り付けた量の４、５倍はあった。