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カテゴリ:島津一族
菊まつりを一通り見て園内のレストランで昼食をとり、再び庭園へ。 ここ仙巌園はもう何回かブログで紹介しているが、いつ来ても、いい風情を味わえるので散策をする。 この日、修学旅行生も訪れていた。聞くと薩摩川内市の小学生だという。県外へ出かけることを止めて県内の修学旅行に変わったと新聞等で見ていたが、まさにその通りだった。 しかし、出会った見学者の中には、中国語を話す一団がいたり、コロナ禍の中にしては大いなる賑わいであった。 庭園にはツワブキの花が咲いていた。 塀の向こう側に見えるのは、殿様の居住地域である磯御殿である。 これまで数え切れないくらいここを訪れた私も御殿には一回も足を踏み入れたことはなかったが、この日は有料で公開されていたので、初めて見学することができた。 仙巌園の御殿は万治元年(1658)、島津家第19代当主・光久によって建てられ、数百年の歴史の中で、建て直しや増改築が行われた。島津家歴代がこよなく愛し、幕末以降は国内外の賓客をもてなす施設としても使用された。 第29代忠義は、仙巌園を本邸と定め、御座の間などを改築した。30代忠重が跡を継ぐと、住まいを東京に移したため、邸宅は縮小されたが、鹿児島に帰ってきたときの邸宅として維持・管理された。 和の趣にたたずむ風水を取り入れた作庭や西洋風の調度品を通して、公爵島津家の暮らしぶりを今に伝えている。(仙巌園 御殿パンフレット) 御殿に上がると目に付いたのが大きな薩摩焼。 ニコライ2世がロシア皇帝に即位した際、島津家が贈ったものの複製品だという。 中庭 謁見の間 賓客と面会するために用いた部屋、丸十紋が施されたシャンデリアに灯されたこの部屋は明治17年(1884)に改築された。 現在の公園入口からは数百mくらい歩いた右側にあるが、ここが正面の入口だったと思われる。 国道10号線に面しており、現在はここからの出入りはない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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クマタツさんこんにちは(^^)
鹿児島の小学生は県内で修学旅行が出来て羨ましいです。 こちらの小学校は今年の修学旅行は中止です。 運動会や持久走などの行事も全てなしになりました。 ステキな写真が沢山アップされてますね。 桜島の写真も嬉しいです😊 (2020.11.28 14:57:17)
こんにちは。
さすが殿様の庭園と御殿。 世界遺産にふさわしい。桜島の景色も見事ですね^^ 薩摩焼と切子は。 その時代の物だったら。 どれほどの価値があるのか予想もできません・・ どうぞお健やかに! (2020.11.28 16:21:58)
こんばんは。自然や、歴史的な遺物が多く残されているので、県外に行かずとも見学や、勉強が出来て良いです。東京は、ビルと人ばかり、新型コロナが増えるばかり、また自粛生活で、参りました。美味しい空気や、運動をして体力をつけたいですが、無理ですね。新型コロナ退散を待つことしかないのでしょうか?今の状態だと東京は正月には、1日に1000人になるでしょう。
(2020.11.28 20:00:25)
このお屋敷の内部は特別公開、いつでもみられるわけではないのですね。
公爵家の別邸というだけでも興味が湧きます。 薩摩焼の壺もすごいですね。 複製と言ったって、正当な薩摩焼そのものなんですものね。 歴史的な価値が違うだけで、品物としてはすごい価値でしょうね。 見てみたいです。 (2020.11.28 20:02:03)
こんばんは。
白薩摩、近くで見ると金彩が緻密なのでしょう。 修学旅行先が県内。 地元の文化を見直す良い機会かも。 ただ学生は、宿泊がなくて残念でしょう。 (2020.11.28 22:32:27)
この場所二度ほど行ったことがあります。
でも、別邸の中まで見学していないので、ぜひ見てみたいものです。 (2020.11.29 20:06:57)
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