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カテゴリ:鹿児島の歴史
荒田八幡宮を訪ねる(その一)に続き二回目。この二回目で終わりです。 案内板による「荒田八幡宮御由緒」の続きです。 御社殿 鎮座された年代は不詳ですが、和銅年間櫻島噴火と同じ頃といわれ、鎮座1300年余年といわれております。まぶせ村(現在の荒田)の生士神にして、古くは鹿児島の宗社であった大隅国正八幡宮御領鹿児島郡荒田荘なりと伝えられて【大隅国正八幡(現在の鹿児島神宮)の領地にてその境の西を守護せよ】と当荒田八幡宮を創設したと伝えられております。(鹿児島神宮を中心に東西南北に八幡宮鎮座) 蝮蛇(まむし)の鎮府(おまもり) (まむし除けの御砂) 荒田八幡宮は此の毒虫を太く悪坐給うとして荒田の領地は此の蝮蛇を見ることなし是故に人皆社殿の下なる砂を拝請してお守りとす、常にこれを懐中すれば他所に於いてもその害を被ることなし若し蝮蛇を見る時この砂を撒けば〇傷で動くことを得ず終に死すと云う。 本殿の右側に行く。 蛭子神社(ひるこじんじゃ) 蛭児命(ひるこのみこと) 水子、流産、育児の神様 祖霊社(それいしゃ) 天照皇大神(あまてらすすめおおかみ) 産土大神(うぶすなのおおかみ) 皆様方の御先祖のお集まりになる御社です。 龍神様 金運、商売の神様 三方荒神(さんぽうこうじん) 火の神様、台所を守る神 田の神 田の神 左手にめしげを持っている。 恵比寿神(えびすのかみ) 恋愛運、縁結びの神 水神 水をつかさどる神様 水神、地神は鹿児島の神社等で数多く見ることができる。 市指定保存樹林、御神木の大楠 後奈良天皇の御代天文22年(1553)島津第15代貴久公が八幡宮再興の為に植え付けられた。 初めての「荒田八幡宮」だったが、期待にたがわず石造物が多くあり、久しぶりに楽しむことができた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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こんにちは。
いわれがたくさんあって。 関連する建物や石造物がいろいろ。 いにしえからの名残があるんでしょうね・・ 暖かな日々も今日までのようで。 風が強くなってきました。 どうぞお健やかに!^^ (2021.02.22 16:26:01)
わたし、考えたら鹿児島では鹿児島神宮、霧島神宮のほかにあと一社どこか行った気がしますが、それしかお参りしていません。
こちらの神社とずいぶん雰囲気が違うというのを今回感じました。 こちらだと、石造物と言ったら石碑ぐらいでが、摂社、末社のお社と同じような意味合いの石碑や石像はあまり見た記憶がありません。 恵比須様も、多分恵比寿社として祀られていると思います。 めしげを持った田の神さあは西郷さんみたいですね。 鳥居さんもとっても立派。 いつか鹿児島に行く機会がまたあったら、街中の神社にお参りしてみたいです。 (2021.02.22 16:45:46)
こんばんは。
蛭子と書いてエビスと読みますが、実際にヒルコは恵比須であると言われます。 しかしここでは、蛭子と恵比須を区別するようですね。 やはり田の神が面白い。 (2021.02.23 20:50:46)
こんにちは。荒田八幡は学生時代にフラッと入った記憶があります。何気に通るのできちんとお参りしたことがありません。石造がいいですね。いつでも行けるとなるとかえって足が向かないです。先日、島根出身のお友達に「島根と言えば出雲大社と砂の器」と言ったら「行ったことない」とキョトンとしてました。私も明治維新・島津家・海音寺潮五郎くらいは県外の方に説明できなければ・・・と思うのですがなかなかです。
(2021.02.24 09:03:30)
yokota115さんへ
荒田八幡宮は私もいつでも行ける場所と思っていましたので、行きそびれていました。それでも石造物がたくさんあるということを知らなければ行くことはなかったかもしれません。 しかし行ってみて驚きました。大隅国正八幡(鹿児島神宮)と深いつながりがあったからです。鹿児島神宮については何回も行っていますし、ブログにも周辺のことも含めて詳しく書いてるくらいですから、荒田八幡宮については正に灯台下暗しだったと言えます。行って良かったです。 (2021.02.24 12:13:20) |