000000 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

ジージの南からの便り

PR

全2件 (2件中 1-2件目)

1

鹿児島弁

2020.10.16
XML
カテゴリ:鹿児島弁


 先日、地元の南日本新聞に興味をひく記事が掲載された。
皆さん、かごっま弁の「びんた」とは何を指しているかわかりますか。「頭」のことです。
一般的には「ビンタ」は「頬を平手打ちする」こととなっているが、かごっまでは「頭」のことだ。
「きゅはびんたがいてで会社をやすませっくいやはんどかい。あんしごちゃよろしゅ頼んもんで」
(今日は頭が痛いので会社を休ませていただけないでしょうか。あの仕事はよろしくお願いしますので)

 そのかごっま弁の伝承に問題が生じているという今回の記事である。
記事による認知度は次の通りである。
                社会人    中高生    小学生  
「びんた」=「あたま」     98,3%  43,3%  32,2%
「からいも」=「さつまいも」  96,8%  41,8%  32,3%
「とぜんね」=「さびしい」   61,3%  8,5%   18,1%
「ぐらしか」=「かわいそう」  96,3%  34,0%  28,0%

 他県の人から見ると飛んでもない上の4つの言葉でも、私たちの年代同士の話では現在も日常的に使っている。「びんた」「からいも」「ぐらしか」は巾広い年代を含む社会人でいづれも96%以上の認知度があるのに対し「とぜんね」は社会人でも61,3%の認知度である。

 これらの言葉は私たちの年代では100%が知っているのだが、中高生以下になると、ほぼ40%以下の認知度と言っていい。詳細は記事にある通りだが、「保護者が方言を話す」と答えた小学生、中高生は45%、「話さない」は55%だったそうだ。当然のことながら家庭で方言を話す子供の方が理解度が高い結果が出たという。日常の生活に関係が深いということだろう。
方言のイメージについては全体の63%が「良い」と答え「悪い」は5%どまりで好意的には捉えているそうだ。せめてもの救いである。

 伝承活動については「自然の流れのままでいい」が58%で「盛り上がってほしい」の40%を上回ったとのこと。これを見るとやがては衰退し消滅していくことになるのだろうか。寂しい話である。

 それはともかく、若者の方言離れが進む中で高齢者と接する医療・福祉現場では仕事に支障の出るおそれも出てきているとのことだ。私ども高齢者はとかくマイペースで一方的に話すことが多いので若い医師やスタッフとのスムースな会話が出来ず治療にも支障をきたす恐れがあると思われ、その対策として方言リストの作成などの必要性も言われるようになっている。


 最後に思いつくままに「あ行」のかごっま弁を少し紹介します。

アイガテ=ありがたい  アイタヨ=ああ痛い  アバテンネ=たくさん  イッダマシ=たましい
イタッキモンデ=行ってきます  イシタ=汚い  イッペコッペ=あっちこっち  ウケ=多い
オイ=俺     オセ=大人  オヤットサア=お疲れ様






Last updated  2020.10.16 17:53:34
コメント(9) | コメントを書く


2020.05.12
カテゴリ:鹿児島弁


 最近毎朝の習慣になった朝のウォーキングを今朝も一時間。
週2回のグラウンドゴルフも新型コロナウイルス騒動でこのところ自粛中であり、5月いっぱいは休もうということになっている今日この頃、体調維持のための唯一のものが朝のウォーキングである。

 私は当ブログにも書いたように、一分で110歩~120歩くらい歩くので人より少し速足かと思う。歩く途中、足を止めることも、休憩をすることもなくこれまで歩いてきたが、昨日通りかかった公園で鉄棒に掴まって手足の屈伸運動をしている同年輩の男性が目についた。
「ああ。こういう動きをするのもいいなあ」と思った私は、その方が公園を去った後、鉄棒に取り付いた。しばらく手足を動かした後、昔やった「逆上がり」を試みた。
ところがどっこい、土を蹴って逆上がりをしたつもりが、体は鉄棒から離れて、足は全然上がらない。
一回で諦めてしまうほどの体たらくにがっかりして鉄棒から離れた。

 そこから再び歩き始めて「逆上がり」や「前回り」を練習してやっとできるようになった子供の頃のことを思い出した。いわゆる「びびりんちょ」で運動神経もゼロだった私は、体育の時間が大の苦手だった。倒立も反対側で人が支えてくれると分かっていても足が上がらず体育の時間に先生から特訓を受ける有様だった。今、思うとそれこそ自分から見て天地が逆転するのが怖っかたのだろう。一事が万事で鉄棒も運動神経不足よりも「びびりんちょ」だったことが大きな要因か。

 「びびりんちょ」を鹿児島弁では「びびいごろ」と言う。私は、その「びびいごろ」で「やっせんぼ」であり「ひっかぶい」だったのだ。
「びびいごろ」は臆病で、鹿児島ネット辞典によれば、怖がる、怖気付くの意味で「びくびくする」の「びく」から生まれたと言う。「ごろ」は卑称の接尾語だそうだ。「ごろ」のつく言葉は卑称の接尾語と言われる通り「ふゆっごろ」(不精者、怠け者)「朝寝ごろ」(朝寝坊)など鹿児島ではいいことには使われない」
「やっせんぼ」は弱虫、意気地なしなどの意味で「やっせん」は駄目な、役立たずの意味で「ぼ」は「坊」で軽いあざけりだと言う。同じような意味の言葉に「ひっかぶい」というものもある。

 こうして、たまに鹿児島弁を考えると、ほんとに不思議な言葉である。
今頃の子供たちはほとんど鹿児島弁は使わなくなったし、私たちの年代が最後かもしれないが、その私でも周りで久しく聞くことのなかった「かごっま弁」を聞いて懐かしくなることもある。
これまでも「茶碗蒸しの歌」のことなど「かごっま弁」のことを書いてきたが、また折に触れて書く事にしたい。






Last updated  2020.05.12 16:32:34
コメント(5) | コメントを書く

全2件 (2件中 1-2件目)

1


Copyright (c) 1997-2020 Rakuten, Inc. All Rights Reserved.