鹿児島市小野町の日枝神社を訪ねる。仁王像あり。
春の陽気に誘われて山の上にある我が家から坂を下ること25分の小野町4丁目20-1にある「日枝神社」を訪ねた。仁王像があるということを知ったからだ。以前にも小野町の史跡巡りをやって数回にわたって当ブログに書いているが、今回、日枝神社の存在は知らなかったので初めての訪問となった。神社は九州自動車道の終りに近い場所にあり、高架道が右側の上に写っている。 ところが行ってみて驚いた。右側にある石造物仁王像なのか? 千手観音(せんじゅかんのん)にも見えるが神社にあるものなのか? 手も合掌スタイルでもない。もう一つ考えらるのは後ろの石造物と前のに仁王像らしきものが別物ということ。私もそこの確認を怠っていた。再度訪れて大きさなども調べたい。追記 このブログをお読みいただいたブロ友のkopandaさんから下のコメント欄に書き込みがあった。これは「荒神」ではなかろうかというご教示である。仏像等には知識のない私には大きな助け舟である。そこで、ネットサーフィンしながら「荒神」「三方荒神」「地荒神」「三面六臂」「八面六臂」などを知る。調べたところでは、「三方荒神」の「三面六臂」(顔が3つ、腕が6本」)か「八面六臂」(顔が8つ、腕が6本)のどちらかではないかで間違いないのではないかと考える。もう少し、調べてみたい。 2022,10,8更に追記 ネット情報で「青面金剛」だと確認できた。 もう一つ不思議なことがあった。それは右側にあった石造物が仁王像であれば、廃仏毀釈などで破壊されていなければ仁王像が対であるはずだ。しかし下の写真に見る通り左側は何も置かれていない。 ところが、その石垣の後ろに写真の通りのこれは明らかに仁王像と思われる像が手水鉢に寄りかかるようにして置かれていた。右側の仁王像らしきものとは、ほとんど別物と思われるようなものだ。これは仁王像に違いないと思う。ますます謎は深まったが、社務所もなく聞くすべもなくその場を去った。 日枝神社の祭神は「猿田彦神」(サルタヒコノカミ)、「稲荷大明神」(イナリダイミョウジン)由緒は不詳だという。(神社庁)他にも「日露戦役記念碑」など数体の石碑が並んでいる。