日田から久大本線で大分市へ
年が明け、しかも2月になってKくんと行った「ちょい旅①」の5回目を書こうとしている自分にあきれるが、ちょい旅①の二日目、9月29日、真夏のような暑さにホトホト参ったお爺さん二人は、予定の時間より早く久大本線に乗って次の目的地である大分市に向かった。大分駅前は秋祭りみたいな催しで賑わっていた。その人ごみの間を抜けて「大友宗麟公の銅像」の前でパチリ。 大友宗麟は鎌倉時代から続く「大友氏」の最盛期を築いた戦国大名として、またキリシタン大名として有名である。海外貿易によって得た経済力を背景に巧みな外交や家臣団の奮戦により近隣諸国を席捲し、一時は北九州6ヶ国を支配下に置いた。しかし、キリスト教への帰依や薩摩の「島津氏」の台頭などがきっかけとなり勢力は急激に縮小、晩年は滅亡の危機にさらされるほど衰退した。 大分銀行 赤レンガ館大正2年(1913)旧二十三銀行として建てられた。東京駅などを手掛けた辰野慎吾氏による設計で国の登録有形文化財にも指定されている。ただ現在ここは喫茶店などなっており、大分銀行本店営業部は新しい建物である。 この夜泊まった ホテルフォルツア大分歩いてすぐの所に繁華街もあり便利な場所だった。 大分駅北口から歩いて15分くらいの場所にある府内城跡を訪ねた。「城は町の東北の海の方にあり。頗る大なり。天守あり。城の入口三カ所あり。町も頗る広し。万の売り物あり。」 貝原益軒 「豊国紀行」から 府内城は大友氏が豊後から去った後、豊後を治めていた早川氏に続き府内に入った福原直高により築城が行われ、その後、竹中重利により、現在の府内城の形ができた。府内城下町も同じ時期に形成され、今のおおよその形この頃に造られた。 ここで有名なのが「廊下橋」である。 大手門を内側から見る。ホテル近くのアーケド街 おじさん二人、居酒屋で乾杯! めでたしめでたし!!