2020.09.30

松本清張の「傑作短篇集」6冊を読む

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カテゴリ:読書


 この4,5年、歴史ものの本しか読んでいなかった私が、あるきっかけがあって久しぶりに松本清張を読んだ。この中には再読の本もあるのだが、読み始めたら面白くてたまらず6冊の中で持っていなかった2冊をAmazonに注文して取り寄せて6冊全部を読破してしまった。

 〇或る「小倉日記」伝     昭和40年6月30日発行  平成11年7月15日58刷
 〇黒地の絵          昭和40年10月15日発行 平成3年6月5日40刷
 〇西郷札           昭和40年11月25日発行 平成25年3月10日51刷
 〇佐渡流人行         昭和40年9月6日発行  平成16年2月20日42刷改版
 〇張込み           昭和40年12月15日発行 平成5年2月25日59刷
 〇駅路            昭和40年7月30日発行  平成10年10月20日63刷

 以上発行年月日は前後しているが、傑作短篇集1~6の順序に並べて書いた。
因みに発行日の後ろにある「〇〇年〇〇月○○日刷」というのが現在私の手元にある短篇集である。
もちろん短篇集故に1冊にそれぞれ8篇から12篇の短篇が収められていて読みやすく退屈を知らない。

 解説の平野 謙氏によると現代小説と歴史小説と推理小説に分けそれぞれ2巻づつの割合で全6巻になるとのことだが、私の読んだところでは上の2巻が現代小説、真中の2巻が歴史小説、後ろの2巻が推理小説に分類できると思う。

 それぞれの短編集については、それぞれの巻毎に読後感を書ければいいのだが、ズボラな私のことゆえにあまり当てにせず待って欲しい。

 この短篇集の他にも2,30冊を読んだことのある私が言えることは、松本清張という人がいかに緻密で深い研究と調査のもとで一篇のモノを書いたかという驚きである。約40年間という作家生活の中で上記の分類以外にもノンフィクションや古代史などあらゆる分野にわたって調査・研究して多くの作品を残している。

 私は以前、当ブログに「松本清張を見る」というテーマで松本作品のテレビドラマを数多く見ていることを書いているが、今回この短篇集の中にもテレビで見たドラマの原作があった。しかし、当然のことながら、やはり原作に勝るものはないということをつくづく思うことだった。

 今回の短編集の中に古代史にまつわる作品もいくつかあったが、大変面白く読み進むことだった。今後は現在入門しかけている古代史に関わる「火の路」などを手始めに古代史に関するものを読んでみたいと思う。





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Last updated  2020.09.30 17:57:45
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