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最近、同僚に借りた本が一冊ある。
その本は「スペース・クリアリング」の本である。 「スペース・クリアリング」とは身辺を整理し、余計なガラクタを捨て、 滞った”気”を除き、自然の流れにそって自らを見つめる法らしいのだ。 あまりにも片付いていない自分の部屋がいつも気になってはいた。 けどそれが片付かないのは、収納スペースがないからだと言い訳をしていた。 この本はそんな考えを一気に覆してくれたのだ。 「ガラクタを捨てる」 一見簡単そうに思えるが、これがなかなか難しい。 簡単にできることだったら、とっくに部屋は片付いているだろう。 「この服はいつか着るかも」「これは思い出の品だから」「これはいつか使うかも」 そんな物が多すぎるから片付かないのだ。 そんな物たちを「ガラクタ」と考え、その「ガラクタ」の滞った負のエネルギーを排除しようということがこの本には書かれている。 「いつか」「まだ」「そのうち」 そう思っている物たちがいかに「ガラクタ」か。 そしてその「ガラクタ」たちが、いかに自分の生活に影響しているか。 この本を読んでいくうちに怖くなってきた。 たかが200ページほどの文庫本。 普通だったら数日あれば読み終わるだろう。 それがこの本に限っては読み終われない。 それはなぜか・・・ あまりに当てはまりすぎて読むのも怖いのである。 心の奥底では最初から分かっていることばかりである。 「いつか」も「まだ」も「そのうち」も来ない。 それは処分してもいいものばかりなのだ。 それでも大事にしまっている自分がいる。 『物に対するこだわり』 それを捨てる、あるいは考え方を変えるというのは大変なことである。 でもこの本を読むと『こだわり』がなくなっていく。 というより、『こだわり』ということが自分にいかに影響しているのか、 その恐ろしさにショックを受ける。 年末も近いこともあり、大掃除の特集などをテレビとかでも紹介しているが、 この本といい、テレビの大掃除といい、なんだか「今」の私に必要なことなんだなと思えてくる。 あまりに読み終わらずに同僚に借りっぱなしもイヤだから、同じ本を購入したのだが、 正直まだこの本から逃げている。 でも来年は「スペース・クリアリング」の年として、 一年かけて片づけをしていこうと思っている。 「ガラクタ捨てれば自分が見える」-風水整理術入門- カレン・キングストン著 田村明子訳 *風水と書いてありますが、根底に風水があるだけで、 あまり風水のことに関しては書かれていません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年12月22日 23時48分31秒
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