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カテゴリ:グランババつれづれ
昔の人は、こつこつと荒れ野を耕し、畑を作り上げていったと、曾祖母たちがよく話していた。 「それでも食べていくのは一苦労で、貧しい沖縄の人たちは新天地を求め、ハワイや南米に移住していったんだよ、お前のおじいちゃんもそうやって、ペルーに行ったんだよ。おばあちゃんを迎えに来るからねと言ってね」と私が小さいころ曾祖母が時々話してくれた。 しかし、おばあちゃんは結局ペルーに行かず、母は父親の顔を見ることなく久米島で育つことになった。 晩年になって、ペルーから純金の指輪が母に届いた。父の形見だったようだ。 母はいつかは父親の墓参りに行きたいと言いつつ、それは叶う事がなかった。 混沌とした時代で、複雑な事情があったようだ。 祖父から届いた指輪は、長い間母の手元にあったが、いつの間にか消えていて、母の遺品の中には残されていなかった。それ以来この指輪は行方不明である。 こつこつと荒れ野を耕し、畑を作っていったおばあちゃんの、子の子の子である私もすでに60の半ばを過ぎたおばあちゃん。その下に子の子まで続いている。 イヤー、つながりって面白い。畑って面白い。 畑に出かけてはため息ばかりつきながら、長い歴史を振り返れる。 一応・・・・ とにかく不耕起栽培に決めた!。 まずは、さびたクワを手直ししよう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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お久し振りです、お元気にお過ごしの様で安心しました。
数年前に送って頂いたサンゴのキーホルダーは大事に使っていますよ、Blogの繋がりに感謝しています。 (2017.08.03 11:43:50)
案山子の屁さんへ
サンゴをまだお持ちですか? あのころは良く浜辺にサンゴのかけらをさがしに行ったものです。 今は貝やかけらさえも、自然を守るという理由で持ち帰ってはだめだそうです。悲しい世の中になってしまいましたね。 おおらかな心や優しい心が、少しづつ失われていく時代に、なんとなく寂しさを覚えながらも、島でがんばって生きていますよ。 あなたも、お元気ですよね? (2017.08.03 13:37:17) |