沖縄久米島　グランババの農園から

　ああ、この山のような草、除草剤を使わず、手刈りでやるなんて先が思いやられる。奥まった場所はまだまだ足の踏み入れる隙も無いくらい・・・・
　頭がクラクラしそうな感じで始めたんですが、なんとかできるものですねえ。


　お店は娘に譲ったものの、8年前に婦人会の仲間と始めた「NPO法人]の職員さんが宮古島に引っ越ししたため、午前中は後釜に駆り出され、仕事をする羽目に。
　また、今まで娘に任せっきりで見向きもできなかった住まいは、床も抜けて壁はボロボロ、雨漏りまでする始末です。
　あれやこれやと請われるままに奔走してきた結果、自分の生活がたくさんたくさん、犠牲にとは言わないが抜けていたことに気が付きました。
この25年一体何だったのだ！！
初めて自分の生活を大事にしようと思いましたよ。
もう65歳になってしまいましたけどね。

　それでも気を取り直し、自己流で壁紙を張り替え床を張り替え、カーテンを作り、細かい所は後回しにしつつ、少し過ごしやすい場所を確保。
畑仕事をスタートしたころは雨ばっかり降っていたので、午後を大工仕事に費やしながら、畑の案を考える毎日でした。

　10月に入ってやっと夕方1～2時間、畑に入ることができるようになったので、草刈り・整地の作業に入りました。
　幸い20年前から　少しづつ「やりかけては止まり、植えかけては止まり」の畑でも生き残りはあって、この子たちは一人で大きくなっていました。
ノニ、ビタンガ、アセロラ、グワバ、バナナの生き残りが、草の中でしっかり待っていてくれました。





　畑は左右に分けて作っているので、右側はだいぶ落ち着きました。

　左側の空き地は、以前バナナ畑にしてありましたが、連作障害と台風で全滅、草刈り後もほとんどバナナは残っていませんでした。





でも、「初めに道ありき」。まず区切り作るために島ハイビスカスを挿し木。いよいよ左側の整備にかかります。