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カテゴリ:グランババ不思議探検
1995年頃だったかしら。畑地を探していて、はびこる雑草の中を歩いていたら、服にびっしりとセンダングサの種子が取り付いてしまいました。ちくちくして痛いし、払っても落ちないし、何だこいつと思いながら、種子をきれいに取り払うのに1時間以上もかかりました。洗濯した後もトゲトゲが繊維に入り込んでいて、大変な思いをしたのを覚えています。
こんな意地悪な種子なのに、お花ときたらまるで似合わない可憐な花で、なんでかわいいお前が、こんな種子の仕組みを考えたの?と聞いたくらいです その時見たお花は確か花弁が4枚~5枚だったと記憶しています。 その後、よく見ると花弁が5枚の花がありました。ところが隣に7枚の花弁の花があったのです!。 てっきり花弁が落ちたのかと思いましたが、どうもそうではなさそうです。 「へー、お前って面白いね」 そこから私の花探しが始まりました。5枚から7枚なら6枚があるはず・・・というわけです。 ![]() 種子全体 花弁5枚 花弁6枚 ![]() 花弁7枚 花弁8名 さてこれは8枚?or9枚? 不思議なもので、探し始めるとどうもそれに応えるように、お花の方が目に飛び込み始めました。 もちろん一挙に探し出したわけではありません。斑入り株やピンク株や、その他変化した花等、十数年かかりましたが、なんとなく「ここにいるな」とわかるようになりました。まるでお花に呼ばれているような感じです。 9枚花弁は花弁を抜いた時9枚でしたが、1枚は半キレのような状態で、実は絶対9枚とは言い切れませんでした。でも,1枚増えるたびに私の胸は高鳴りました。 種明かしをすれば、実はセンダングサには4種類ほどあって、それぞれ少~しづつ特徴があるんです。 私が集めたこれらの花は、この4種類の花が混ざっているのです。ただ私にとっては、それはどうでもよいことで、総じてセンダングサの花弁が一体何枚まで見つかるのか、この30年間の楽しみだったのです。 その副産物が、あの不思議な形をした花だったり、変化株だったりしたという事です。 9枚あるいは10枚の花弁のセンダングサを、これからも探していくのですが、もしかして,もうどなたかお探しですか?それでしたらぜひご一報くださいな。 ![]() さてさて 本日は、旧暦 12月22日 六輝は先負(せんまけorせんぷ) 不成就日なり、控えめにして、待つこともまた知恵。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023.01.13 08:30:06
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