カテゴリ:ドイツリート
前回のシューマンのお話の中でベートーベンの歌曲に触れました。すると何だかベートベンのそれを聴きたくなってしまい、早々に調べてみました。 ベートベンは1770年、ドイツ生まれの作曲家。クラシック音楽史上最も偉大な作曲家の一人(3大Bとも言われている)とされているのはご承知の事。その作品は古典派音楽の集大成、かつロマン派音楽の先駆けとされています。 ドイツリートと言いますと何と言ってもやはりシューベルとが確立しましたのでどうしてもそれの存在が薄くなってしまいがちです。でもドイツ詩の代表的な人物ゲーテとも親交があり、「遥かなる恋人に寄せる」より<五月の歌>は歌詞、曲ともに生命感に溢れる絶品と言われています。ゲーテとベートーベンの天才の放つ香り、熟成されたワインのような深い味わいと感じされるのではないでしょうか。
今日の一枚~ゲーテ:1828年、79歳の時の肖像 またこの「遥かなる恋人に寄せて」の詩を書いた他のドイツ詩人アロイス・ヤイテレスの作品は当時のベートーベンの心境に最も近いものがあり、(遠くに居る恋人)と当時の(自然に帰れの気風に溢れたもので)、この2つのキーワードがキーポイントとなっているそうです。 ベートーベンの不滅の恋人とシューマンの愛しい人クララへの想いとが重なるこの曲、聞いてみましょう。 バリトン:フィッシャー・ディスカウ ピアノ:ジェラルド・ムーア http://www.youtube.com/watch?v=ZdC67cf-k9c&feature=related
***** ***** ***** ***** ***** サロンコンサートのお知らせ(プログラム ブラームスVnソナタ1番「雨の歌」他) http://plaza.rakuten.co.jp/kumikopiano/diary/201002100000/ ショパンアルバムについて お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
February 23, 2010 06:51:42 AM
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