カテゴリ:クラシック音楽
「四季」というタイトルの曲は他にもありますね。そう、真っ先に思い浮かべるのはヴィヴァルディです。特に「春」の出だしはあまりにも有名です。私は中学生の頃だったでしょうか。。。確か学校の掃除の音楽でした。毎日このバイオリンの軽やかなメロディーに合わせ机や椅子を片付けた記憶があります。 アントニオ・ルーチョ・ヴィヴァルディは1678年、イタリアのヴェネツィア出身、バロック末期の作曲家です。サン・マルコ大聖堂付きオーケストラの一員であり、バイオリニストの父からバイオリンを学びました。10歳より教会付属の学校に入り25歳では司祭となり「赤毛の司祭」とも呼ばれていたそうです。
今日の一枚~ヴィヴァルディ肖像画 そのようにビバルディは、大作曲家であるとともにバイオリンの名手としても名高く、バロック時代の演奏様式や演奏技術にも改革と発展向上をもたらしました。 「四季」は12曲から成るバイオリン協奏曲集「和声と創意への試み」作品8の内、第1集、すなわち第1曲から第4曲までの「春」「夏」「秋」「冬」に付けられた総称です。また各協奏曲はそれぞれの3つの楽章から成っていて、またそれぞれの楽章に<*ソネット>が付いています。その作者は不明ですが・・そのソネットゆえに、この今日は標題音楽と分類されるそうです。 *ソネット=14行詩:14行から成るヨーロッパの定型詩。ルネサンス期にイタリアで創始され、英語詩も取り入れられ、代表的な詩形のひとつとなりました。 今日の動画、特に「夏」は気迫に満ちた演奏で面白いなぁ~と個人的に思いました! 「春」 春がやってきた、小鳥は喜び囀りながら戻って来て祝っている、水の流れと風に吹かれて雷が響く。小川のざわめき、風が優しく撫でる。春を告げる雷が轟音を立て黒い雲が空を覆う、そして嵐は去り小鳥は素晴らしい声で歌う。鳥の声をソロヴァイオリンが高らかにそして華やかにうたいあげる。みな、和やかに http://www.youtube.com/watch?v=iSw7CcAXPWk&feature=related 「夏」 かんかんと照りつける太陽の絶え間ない暑さで人と家畜の群れはぐったりしている。松の木は枯れた。カッコウの声が聞こえる。そしてキジバトとスズメの囀りが聞える。柔らかい風が空でかき回される。しかし、荒れた北風がそれらを突然脇へ追い払う。乱暴な嵐とつんのめるかも知れない怖さで慄く。原譜には「暑さで疲れたように弾く」と指示がある。ヴァイオリンの一瞬一瞬の"間"に続いての絶え間ない音の連続が荒れる嵐を表現している。 http://www.youtube.com/watch?v=pe-MIDDfckw&feature=related
***** ***** ***** ***** ***** ショパンアルバムについてhttp://plaza.rakuten.co.jp/kumikopiano/diary/201001280000/ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
March 9, 2010 09:14:37 AM
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