カテゴリ:クラシック音楽
ドヴォルザーク◇スラブ舞曲集Op72-2 / Op46-1 前回ご紹介したポルカはチェコの民族舞曲です。1830年にボヘミアから急速にヨーロッパに伝わりました。そこで今日は深い繋がりのあるチェコの舞曲をもう1つご紹介します。 アントニン・レオポルト・ドヴォルザークAntonín Leopold Dvo?ák (1841-1904)はチェコスロバキアのボヘミア学派の代表的な作曲家です。 *ボヘミア学派とは民族性・地域性と国際的水準との両立を目指した作曲家の総称です。 ドボルザークは、ボヘミアの片田舎の肉屋の長男として生まれました。父親は、ヴァイオリンを弾いて民謡を歌う陽気な人であり、少年ドボルザークもヴァイオリンを巧みに弾く音楽に才能のある子でした。しかし、父親は息子に肉屋を継ぐことを望み、本格的な肉屋の修業を行しました。それでも音楽に才能があった少年ドボルザークは、音楽愛し捨てることは出来なかったのです。 (中略) ドヴォルザーク、34歳1875年にオーストリア帝国政府の奨学金の審査で提出作品が認められ、以後その支給を受けて乏しい収入を補っていました。その審査員の中にはブラームスがいたのです。特にブラームスはドヴォルザークの才能を高く評価し、生涯にわたってドヴォルザークを支援していくことになりました。 ブラームスの「ハンガリー舞曲集」の成功を受けてた出版社から、ドヴォルザークにもこうした舞曲集の作曲を要望しました。それに応えて37歳1878年3月から5月にかけて作曲されたのが、8曲からなる『スラヴ舞曲集』(第1集)作品46です。最初に「ハンガリー舞曲集」と同様にピアノ連弾曲集として出版されましたが、すぐに人気を博し、同年4月にはオーケストラ編曲、8月に全8曲が完成したのです。 今日の1枚~ミュシャ◇スラヴ叙事詩-原故郷のスラヴ民族 *アルフォンス・ミュシャ (Alfonse Mucha 1860-1939)チェコスロヴァキア出身、アールヌーヴォーを確立した画家です。主にイラストレータ、装飾画家として有名ですが実はこんな骨太な作品をも生み出しているのです。 *この画はスラヴ民族の歴史を主題とする全20枚から構成される連作群≪スラヴ叙事詩≫の最初の場面≪原故郷のスラヴ民族≫で、紀元前3~6世紀頃の農耕民族時代(草創期)のスラヴ民族が描かれています。 ☆スラブ舞曲op72-2~オーケストラ版で VnイザークパールマンItzhak Perlman/Vc ヨーヨーマ Yo-Yo Ma/小沢征二 Seiji Ozawa http://www.youtube.com/watch?v=eGm7X9nYjRs&feature=PlayList&p=B5E690242010DE60&playnext_from=PL&index=0&playnext=1 ☆スラヴ舞曲Op46-1~ピアノ連弾で primo: 濱本 愛 Ai Hamamoto/ secondo: 山崎 裕 Yu amazaki http://www.youtube.com/watch?v=UMaCZgWqF3w&feature=fvw
マイ インフォメーション コーナー 下記はyoutubeに投稿した私自身の演奏、ショパンワルツ集のアルバムより「小犬のワルツ」です。これは動画ではなくmp3tubeという音声のみですが、良かったら聴いてみて下さい。 録音:ソフィアザールサロン (アルバムについてのお問合せは私宛メッセージで) ピアノ:本間くみ子http://www.youtube.com/watch?v=Ps1_jIq22G4
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Last updated
December 26, 2011 06:30:00 PM
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