気学・算命学＠あれこれ

十干十二支の組み合わせが六十あるのはよく知られています。順次、その組合せの特長をみてみます。まず

甲は、独立独歩でまっすぐに伸びていこうとします。陽性の守備本能を表します。素直で真面目でありながら主義主張を曲げない頑固さを持っています。高い樹木ですから他人を見下げるきらいところがあります。　【キーワード：直】　

１　甲子　（天恍）

雪の中にすっくと立つ木が思い浮かびます。恐れ多くも、今上天皇は月干に高尾宗家も日干支に甲子を持っています。干支番号は1番、古い習慣を打ち破り、新しい流れを作る星といわれています。
一番寒い時期の木ですから我慢強く、派手さはなく裏方で、理知的・古風な面を持ちながら新しい世界への興味を持ち合わせています。倹約家でもあります。
新しい春をじっと待ちながら、学究的研究をする人と利潤のみ追う両極端の人に分かれます。どちらにしても親元を離れて開運します。人生の途中では波乱がありますが、標準的でない結婚（年の差がはなれていたり、国際結婚）の場合は普通の家庭を築きます。
向上心が旺盛で前向きですが、挫けやすい面もあります。性格は比較的単純で人が良いです。子は水性ですから変化しやすいところがあるのです。

11 甲戌（天印）
日座中殺。完璧性求めるのでとことん遂行します。結婚運はよくないです。親兄弟の犠牲になり勝ち。子供なければ結婚生活平穏、子供に恵まれると波乱が生じがちです。木の活力を保つために茂りすぎている枯葉を剪定して、来年の成長に備えるように、旧体制を破って改革を始めるとき　新旧両勢力がまだ対立している段階・新しい事柄に挑戦すべきことを示す。人を育てることがうまく、目下を伸ばします。
徹底した完全合理性と感受性豊かなロマンチシズムが同居した人。女性は婿養子運で他家に嫁ぐと舅姑小姑など婚家の人間とトラブルが多発し易くお勧めできない。男性は養子に出される可能性あり。結婚は子供が出来なければ問題は少ない。外国人との結婚や海外移住の場合は普通の家庭を築ける。

２１　　甲申（天馳）

季節は立秋にあたり実がつき始めるころの木です。根に活力を戻し、冬の厳しい時期に備える知恵をもっています。人間で言えば会社を引退して新たな老後の人生を送る時期です。
生活の刷新が求められます。体力は落ち成長力はなくなるものの人生経験が豊富で知恵が回ります。よって行動も無失点でソツがありません。
多芸なひとで、器用貧乏で気忙しい行動家です。エネルギッシュですので、一芸に専念するように心がけるとよいです。何でもこなすことができますが、目的をもって続けていくと晩年大きな花を咲かせます。何でもソツなくこなすがそれ故に出来ない人の心情を汲み取るのが苦手で、人がついてこない自己責任型になりやすいです。健康管理を怠る面もあり注意しましょう。

31 甲午（天極）

真夏の木です。強烈日差しを浴びていますが、木陰は人々に癒しをもたらします。
好き嫌いのがはっきりした生一本な頑固者が多いのですが裏表ない性格で人に好かれます。表現に毒を持つものの行動は非情になりきれない優しい人です。
純粋でお人よしなところがあり、人を助ける宿命にあります。財運に恵まれるが家庭運・子供運は薄いようです。神経は繊細で孤独感があります。医学や宗教の分野に進むと力発揮するでしょう。
陰の気が陽の気にさからって地上に出てくるように、下から突き上げられる勢いを増すときでもあるので、内部に対立する要因が残る状況で、新たな一歩を踏み出すときです。


41　　甲辰（天堂）

春たけなわの木で、活力的に創造活動を始めるときです。非常に向上心が旺盛で、理想が高く、多少の障害や衝突はものともせず突き進んでいく力強さがあります。ひとつのことに熱中すると猪突猛進的になり、あらゆる困難を乗り越えて最後の勝利をつかみます。老人の心を掴む事にかけては非常に巧みで目上の引き立てや援助を受け出世していきます。
神仏を信仰する心が強いのですが、天性のものでなく、人生の壁にぶつかるたびにその道に踏み込んでいきます。一個人のためでなく大勢の人のために祈ろうとします。結婚相手は世代の差、育ちの差があればあるほど良いです。


51　甲寅（天禄）

春の日差しをいっぱいに浴びた木です。
人との和を保つのがうまいです。いやなことがあっても気に留めず、相手を自分のペースに引き入れる度量があります。創意工夫の能力があり、神経はデリケートです。利益につながらない人でもうまく使っていく器が大きい。人徳で運勢が上昇し、最後に笑う人となります。
周囲の信頼は当然強くリーダーにも推薦されやすいのですが実際トップに立つと苦境に立たされ易いので、補佐役をまもって吉です。逆境に弱く挫折しやすい面ももっています。女性でも社会的成功運が抜群です。