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テーマ:算命学 占い 鑑定(235)
カテゴリ:算命学
建築家 安藤忠雄氏は国内外に数々の作品を発表している日本の重鎮です。 2022年1月30日つけ朝日新聞デジタル版に下記のような記事がありました。
2009年に胆のうがん十二指腸癌のため、胆のう胆管十二指腸を摘出。2014年7月にはすい臓がんが発見され、膵臓と脾臓を全て摘出する手術を受け、2度の手術で5つの臓器を摘出。血糖値をコントロールするため、1日6回血糖値を測定し、インスリン注射を打っている。それ以前は朝10時から夜8時までノンストップで働いていたが、医者に昼食後1時間から1時間半程度休憩するように言われ、実践。今まで読めなかった本に接し、さらに新たなイマジネーションが湧くという。
5つの臓器を失ってなお、精力的な勢いを感じさせるような生き方に驚くとともに、いったいどういう人なのかと興味がわきました。1941年9月13日 生まれの五黄土星の方でした。
戌亥天中殺です。どこか現実離れしたカリスマ性を持つイメージにぴったり合致した方に見えます。日干支の甲子は60干支のトップの干支で、上皇陛下も月干支に持っておられます。新しい生命が創造される事、「新たな幕開け」を意味する干支です。派手さはなくも、向上心旺盛で、新規のものを切り開く力を持ちます。 初年期の天胡星があり、繊細さや体のひ弱さ、見えない者への強い憧れなどを持ち、晩年期の天恍星の青年のようなあせないロマンへの思いにつながっていきます。 陽占の帰結点に玉堂星を持っているので、自身の幅のある創造性や、ないものを産み出す力が知の結晶を目指しているのがよくわかります。
2009年の胆のうがん十二指腸癌になった年は、大運:庚寅、害が回っていました。しかしながら守護神に当たる年でした。さらにすい臓がんになった2014年は、甲午年で日干支が納音となります。大きな破壊現象が起きるタイミングになります。しかしながら大運は己丑になっていて、月支、年支と金性の三合会局を形成しています。大きな合の現象と散法が重なっていました。金性は秋生まれの甲木にとっては守護神に当たります。
これだけの大きな合と散が重なると、通常は空中分解する運気とみられます。しかしながら安藤忠雄氏の場合、やや身弱であること、大運第一旬に鳳閣星がきていること、(鳳閣星は冷静でマイペース、長寿などの象意を持ちます)などが自然体を受け入れて、その中で生きていく今の姿を表徴しています。 守護神は精神的安定をもたらします。守護神が、体が病に侵されているもののそれを受け入れていく安定感を支えているのではと強く思った次第です。
体は弱っていても精神活動は衰えず、さらに創造性を高めていく、そのような安藤忠雄氏の生き方に大きな声援を送りたいと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2022.02.08 09:45:57
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