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カテゴリ:子供の発達障害
息子の習い事について、
何もせず、友達も少なく、 家でゴロゴロの日々では よくないとはわかっていた。 だけど息子の性質上、道具を使うものは難しい。 チームワークで戦うものも難しい。 まず、球技がアウト。 水泳が良い、とは聞くのだが 幼稚園の頃に習って散々怒られたので 良い思い出がないらしく、断固拒否。 ボルタリングでも行ってみようかな。 そう考えていた矢先に、イジメ問題が起きた。 やっぱり「女子トイレに押し込められる」はキツイ。 このまま弱いままでは、またいつかやられる。 息子もそう感じていたようだ。 結局、格闘技を習うことにした。 自分の身は、自分で守ろう。 2つの道場を見学した。 1つめは、比較的自宅から近く、時間もよい所。 息子と一緒に見学に行った。 習っている人は、大人も入れて7名。 先生は2名。 小さいところが良いかな、と思っていたので これはいいなぁと思ったが、 はじまる前から、生徒たちの行動がおかしい。 どことなく怯えているように感じる。 はじまると、納得だった。 指導の言葉が罵声だった。 お前はそれだからダメなんだ。 まったくどうしようもないな。 こんな言葉が飛び交った。 息子は無言で首を横に振っていた。 息子はいじめを受けて精神的に参ってる。 学校で言われていることを、 お金を払ってまで言われることはないだろう。 しかし、逆に言うとみんな真剣。 確実に上手になりそうな道場だが 息子のことを考えると、入れるわけにはいかなかった。 次の日、2つめの道場に行った。 ここでは体験をさせてくれると言うのだが 1つめでビビってる息子は拒否していた。 嫌だったらやめて帰ろう、と説得して この道場に行ってみた。 が、ここは前日とは大違い。 練習前、子供たちは自由に跳ねまわり 先生に戦いを挑んでいる。 先生はいかにも子煩悩そうな方で、 高圧的なところがまるでない。 先生に息子が発達障害である事、 集中力や運動能力に違いがある事を話し、 体験させてもらう事になった。 余談だが、発達障害の中には 筋力が弱い人もいるようで、 不器用さやうまく動けない部分が 複合的に影響している事もあるらしい。 前日の見学ですっかりビビった息子(笑) 集中しないと罵声を受けると思ったのか その道場の誰よりも、真剣に一生懸命やった。 さらに、前日の見学で指導を見てきたせいか その動きもかなり上手なものだった。 うーん。 上達させるなら前日の道場か・・・(ーー; が、ここで活き活きと動く息子。 先生が、ひとつひとつを拾って褒める。 悪い所はしっかり叱る。 ここで体を動かすほうが、きっといい。 さらに、今なら入会金無料!(笑) 一度帰り、数日後に入りたいと電話を入れた。 6月中旬であるにもかかわらず 「月謝は来月から」と言ってくださった。 うーん。ますます素晴らしい(笑) あれからまる2ヶ月が経過した。 色々覚える事があり、 運動会のダンスもめちゃくちゃな息子には ついていくことがかなり難しいけれど 先生はその都度指導してくれる。 間違えてもいい。 意外とできてるな。 どんどん上手くなってるな。 みんなにしている声掛けではあるが 明らかに息子には多く声をかける。 おそらくは先生なりの、 集中力が足りない子供への接し方なのだろう。 もちろん悪いところも人一倍。 聞いてるか? こっちを見ろ。 向こうに何があるんだ? この先生との出会いで、息子は変わった。 今までに見たこともない集中力で 一時間の練習をがんばっている。 そこは、幼稚園児もいるクラス。 息子が底辺、というのはあるのだが 同学年だけの集団と違い、ダントツの差ではない。 ・・・それでも親としては 明らかに未就学児に促される息子を ちょっと寂しい気持ちで見ています。 ええ、見てますよ!! 成長できていないのは 息子じゃなく、私の方だ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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