2006/11/28(火)18:55
ハーツクライが引退濃厚、種牡馬入りに
ジャパンCで10着に敗れたハーツクライ(牡5、栗東・橋口)が有馬記念には使わず
このまま現役を引退、種牡馬入りすることが濃厚になった。27日、橋口弘次郎師(61)が
明らかにした、「あれだけ(2秒6差)話されは・・・90%以上ノドが影響したんだと思う。
能力や実績からあんな惨敗は考えられない」と同師、公表していた「ノド鳴り」が実戦で影響したと敗因を分析した。地下道を引き揚げてきたハーツクライに、違和感を感じずにいられなかった。
「かなり息遣いが悪かった、キングジョージの時はあんなことはなかった、危惧していたことが
現実になってしまった」。栗東での再検査も検討されており「内視鏡で診るだけなら明日(28日)でも行えるけど、負荷をかけて本格的に診るなら来週あたりになると思う」。
26日には社台ファーム吉田照哉代表が有馬記念出走を表明したが、橋口師は消極的。
「(ノド鳴りが原因なら)結果が分っている勝負には使えない。社長も理解してくれると思う」。
ドバイでは世界最高賞金の芝G1を勝ち、キングジョージでは1度は先頭に立った。
ディープに初めて土をつけた名馬が、ノド鳴りという予想外のアクシデントで、ターフを去ることになりそうだ。