カテゴリ:映画
1995年の映画「マイフレンド・フォーエバー」 wowowの企画「100人の映画通が選ぶ発掘良品」の作品として放送されました。 12歳のエリックの家の裏にHIV感染者の少年デクスター(マゼロ)が引っ越してきます。 最初は警戒していたエリックでしたが、いつしか二人は心を通わせる親友となり・・・。 当時は今より遥かに深刻だったHIVへの偏見を扱いながら、少年の友情と冒険を描いた感動作。 ちょっと心に影のある、繊細な少年役がバッチリはまるエリック役のブラッド・レンフロ。 スーザン・サランドンとトミーリージョーンズの「依頼人」であの少年役を好演したのも彼です。 これが「依頼人」の時のレンフロ。 残念なことに25歳の若さで亡くなってしまいました。 そしてもう一人の少年、HIV感染者のデクスター役が、ジョセフ・マゼロ。 可愛いくて、ちょっと弱くて、人の良い子役をやらせたら右に出る者なしでした。 この役も本当にぴったり。 憂いをおびた瞳に 儚げな弱さを持ち合わせていて好演でした。 マゼロを初めて観た映画は1992年の「ラジオ・フライヤー」。 もう一度観たいと思ってはいるのですが、なかなかレンタルでも見つかりません。 この映画は幼い兄弟愛の話ですが、兄役はイライジャ・ウッド、弟役がマゼロだったんです。 この二人がたまらなく可愛かったです。 「ラジオ・フライヤー」とても良い作品だと思います、オススメです。 で、マイフレンド・フォーエバー。 原題は「The Cure」治療法。 デクスターの治療法探しと友情がストーリーの柱になりますが、もう一つ、母親の愛情という点も 見逃せません。当時みた時は私も独身で、どちらかというと子供目線で観たのですが、 今回は完全に母親目線。 そういう意味では当時ほとんど記憶になかった母親のシーンが、今回はかなり響きました。 だからこそ、デクスターの母親役のアナベラ・シオラの演技には改めてビックリ。 終盤の彼女の演技は秀逸です。素晴らしいです。 そしてこの作品をさらに引き立てているのが音楽。 ジャズ・フュージョン界の巨匠「デイヴ・グルーシン」なんですね。 映画「卒業」のサウンドトラックがグラミー賞を獲るなど実力派のデイヴが音楽担当とは これも今回初めて知りました。 久しぶりに映画のこと書きました、前回の映画記事から30本以上は観たのですが コレッ!という作品に巡り合えず、懐かしい映画にグッと来て、思わずアップしてしまいました。 映画はその作品にいつ出会うかで、見方が全く違うのも面白いです。 昔の映画を見返したくなりました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014.07.10 13:43:50
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