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2007年12月05日
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カテゴリ:今日のテレビ映画
ベルイマンの映画は難解でわかりづらい。と感想をいう人が今やどれくらいいるでしょう。
すでに、第一線を退き、新作をみることがなくなったスウェーデン映画の巨匠イングマール・ベルイマン、その彼の代表作「処女の泉」は、ある意味で非常に娯楽色の強い作品なのです。

豪農の娘を襲った男たち、その男たちをそそのかした使用人の娘、そしてなぜかその男とたちが娘の父親の小屋に一泊することになるというサスペンス。
はらはらどきどきと、あまりにも俗っぽい部分とが入り乱れるストーリーは、非常にエンターテインメントに富んでいます。

しかしながら、傑作とされるゆえんはそこになみなみと流れるベルイマンの芸術的な画面づくり。
娘を捜して森を散策するシーンに執拗に現れる烏の表現。低いカメラアングルから見上げるようにとらえる娘の父の怒り狂った姿。アップと短いカットのつなぎ合わせで見せる緊張感。透き通ったような景色の中に潜ませるどことなく冷たい北欧の冷気。

それぞれが、計算され尽くされた演出でストーリーが進むので、いつのまにかベルイマン独特の芸術の世界に引き込まれている自分に気がつきます。
そして、映画史上有名なラストシーンへと・・・・まぁ。ちょっと試してみてくださいベルイマン映画。




イングマール・ベルイマン芸術

野いちご


仮面/ペルソナ


叫びとささやき





処女の泉

BS深夜0:40



[原題]Jungfrukallan
[製作国]スウェーデン
[製作年]1960
[配給]昭映フィルム
スタッフ
監督:  イングマール・ベルイマン
脚本:  ウラ・イザクソン
撮影:  スヴェン・ニクヴィスト
音楽:  エリク・ノルドグレン
キャスト
 マックス・フォン・シドー 
 ビルギッタ・ヴァルベルイ 
 グンネル・リンドブロム 
 ビルギッタ・ペテルソン 


ストーリー
十六世紀、スエーデンの片田舎。ヴェンゲ部落の豪農の一人娘カリン(ビルギッタ・ペテルソン)は、養女インゲリ(グンネル・リンドブロム)を連れて教会にローソクを捧げに行くことになった。下女代りのインゲリは父なし子を宿してい、美しい世間知らずのカリンを嫉妬していた。

二人は信心深い母メレータ(ビルギッタ・ヴァルベルイ)と父テーレ(マックス・フォン・シドー)に見送られ馬に乗って出発した。教会までの道は長かった。小川の小屋にさしかかり、インゲリはここで待つといいだした。一人先を急ぐカリンは、途中でオシとヤセッポと少年の三人の羊飼いに会った。

彼らはカリンに食事する場所に案内するといった。一方、インゲリは小屋で気味の悪い老人を逃がれてカリンの後を追った。オシのカリンをみつめる目がしだいに変った。身の危険を感じた彼女が馬に乗ろうとすると、ヤセッポが邪魔をした。大声をあげようとした時、オシとヤセッポが彼女を襲い ・・





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最終更新日  2007年12月05日 06時49分02秒
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