2008/02/02(土)08:02
●2/2「星になった少年 Shining Boy & Little Randy」映画で知る新しい知識
映画というのは本当に不思議で面白い芸術である。
この「星になった少年Shining Boy & Little Randy」のお話は実話にもとづず者である。しかし、無知な私はこの像使いの話しを知らないし、こんな事実があったことさえ知らない。しかし、映画を趣味にしているために、こうした出来事を知ることができます。
そもそも日本人最初の像使いがこんな形で日本で生まれたなどということを知る人はいったい何人いるでしょう。そして、そんな像使いがどんな人生は送ったのか知る人はどれくらいいるでしょう。それを知るだけでもこの映画を見た価値がると言うものです。
主人公はデビュー当時から話題に柳原優弥くん。私個人的にはそれほどの演技派とも思えませんが、物静かな演技を得意とする彼の個性はこの作品にぴったりです。
物語を忠実に追っていきながら、余計なことを考えさせずに、この主人公の人生を体験するように仕向けていく河毛俊作監督の意図は見事に成功していて、素直な感動へと私たちを導いてくれます。物足りないといえば物足りないかもしれませんが、それがこの映画の個性であり、値打ちだと思うのです。
映画としての作品のよしあしはともかく、見ておくべきもの、知っておくべきものを身近に体験できる映画は本当にいいものですよ。おすすめです
河毛俊作作品
二千年の恋
わたしたちの教科書
怪談百物語