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カテゴリ:技術論
MLB情報誌Sluggerの11月号はプレーオフ特集でした。 . 同誌で出野哲也さんが次のように述べていました。 「野球では,最強とは言えないチームでも頂点を極める確率が高めなのだ。これには野球というスポーツの特性が関わっている。まず,絶対的なエースがいても毎日は登板できない。7試合制であればせいぜい2度,多くても3度が精一杯で,残りの試合は格落ちの投手が投げるので,勝利の確率は下がってしまう。攻撃でも9人の打者が順番に打席に立つので,大チャンスでも最も頼りになる打者にまわってくるとは限らない」 他競技では「エース」が大事な試合で出場しないということは考えられません。またボールを頼りになる選手に回すということができます。 だからこそBaseballはドラマが生まれやすく,面白いのかもしれません。 出野さんは次のようにも語っています。 「むしろ予測とは異なる展開になってこそ,勝負事は面白いのではないか」 私も同感です。 . Slugger11月号ではPhiladelphiaPhilliesについての記事も載っていました。今シーズンは地区シリーズで敗退しましたが,強豪チームであることは間違いありません。そしてかなりの個性的なチームであるそうです。ブライス・ハーパー選手,カイル・シュワーバー選手を始めスター選手が揃っています。なかなか面白い話が書いてありますので,機会があったらお読みください。 . 同誌に驚くべき話が載っていました。同じ選手が同じ試合で両チームから出場したという話です。あり得ないのでは?しかし記事を読んで納得しました。要因は「サスペンデッドゲーム」です。6月26日の「TorontoBlueJays対BostonRedSox」がサスペンデッドゲームとなり,続きは8月26日に再開されました。この間にBlueJaysからRedSoxにトレードされたのがダニー・ジャンセン捕手です。サスペンデッドゲームは同じ選手登録で行われるのでは?と思い,公認野球規則を調べました。 7.02サスペンデッドゲーム(一時停止試合)(c)には次のような記述がありました。 「停止された試合のメンバーとして登録されていなかったプレーヤーでも,続行試合のメンバーとして登録されれば,その試合には出場できる」 なるほど,可能ですね。 . . . 話はかわって 日本シリーズ第6戦は荒天のため,1日順延となりました。先発投手がスライド登板する模様です。 選手にとってはよい休養となったのではないかと思いますが,この延期が吉と出るか凶と出るか,試合が楽しみです。いよいよ野球シーズンも大詰めです。 . 木津川俊彦 投稿は必ず氏名と居住地(またはチーム名)を記載して下さい。 匿名での投稿は個人攻撃や誹謗中傷につながるのでご理解願います。 意見を述べるなら堂々と名乗りましょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.11.03 08:00:09
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