逗子湾Wind日誌(雑話ばかり…)

さて、さて、前回の続きです。

前回は、地球温暖化(=というより、それがもたらす気候変動かな？）の原因が“CO2”って言うのはかなり怪しい、という話をしましたが…、仮に

100歩譲って、CO2が原因だとするなら、どうでしょう？

日本の工業はかなりがんばってると昨日は書いたんですが、じゃぁ、日本はCO2をほかの国と比べるとぜんぜん出していないのか、というとそんなこともないわけです。
たとえば国民一人あたりの年間CO2発生量は、たとえば中国と比べると、約3倍もあるわけです。中国をはじめとする途上国(中国やインドはほんとに途上国なのかね？？？)は、先進国の一人当たりのCO2発生量と自国を比べて、自分の国は非常に少ない、だからもっとエネルギー(CO2)を使わせろ、という理論に持っていくわけです。


ところが、仮に100歩譲って、CO2が主要な温暖化、気候変動の原因とするならば、現在既に全体では世界1位を争っている中国や人口の多いインドの一人当たりのCO2量が先進国並みになっちゃったら、それこそもう地球は温暖化しちゃってしちゃって大変なことになります。もし、CO2原因説をシビアに捕らえるならば、もうこれから発展しようとしている国は、今の先進国並みの生活をあきらめてもらうしか方法がありません。だからそれを特集は、その事実をもっと厳しく突っ込むべきだと思うんです。

そうすれば地球温暖化問題の本質は、“先進国の生活=最も理想的”という概念を壊すことだ、というところまで持っていけると思うんです。以前のブログの中でチラッと書きましたが、地球上のすべての人が先進国の生活をすることが絶対に幸せかどうか、いい加減に見直す時期にきているんだ、ということをみんなが認識すべきと思うのです。

そして、(CO2の削減という命題の中で)日本はどうする？という話なんですが、いまや日本の最も大きなCO2消費先は、産業と発電で約40％、残りが運輸、市民生活、業務関係…っと、いうことで国民みんなの生活の方向を転換するのが大前提です。まずは路面電車等の公共機関の活用・利用を徹底、都市圏ではまず車は使わない、車は電気自動車に全部変える、町のネオンサインは夜12時過ぎたらカット、自動販売機は全廃、24時間のコンビニもなし、各家庭でもバッテリーや自然系エネルギーを積極的に導入して各家庭のエネルギー消費量を減らさないとだめっすよね。
ついでに、テレビ局は地球温暖化の特集するくらいなら夜中の放送は電気代削減のためにやめりゃいいんです。新聞もページ数を減らして夜中に輪転機を回す量を減らすとか、広告の量を減らすとか(その点は赤旗でも見習えばいいんだ(笑))報道で特集をする連中がまず率先してそういうことをしなきゃだめですよね。自分で特集組んでおきながら、自分たちは経済的な痛みを伴うことをしやしない(苦笑)。非常にわかりやすいからこういうところを槍玉に挙げましたが、どの産業も、仕事に従事する人たちも、一定の痛みは必要なんです。そこまでやる気になりますか？って提言し、実行するくらいの度胸をもたなきゃ。あ、リサイクルしてるからいい、なんていう理論はナシですよ。リサイクルしたって全体消費量が増えてりゃ省資源化なんてあったもんじゃない。

実はこのような活動は、マイナスなことばかりではなくて日本にとって新たなビジネスチャンスとなる可能性があると思います。今こそ、日本政府は日本人の“環境ボランティア精神(笑)”を逆手にとって一気に省エネルギーの技術を徹底的に追求して、世界市場で新たなアドバンテージを築くべきなんだと思います。だれか、そういうことやってくれないかなぁ(遠い目)。昔は、石油ショック、とか、三種の神器、とか言って日本の消費や危機感をあおるのが報道機関も政治家もとてもうまかったのですが(苦笑)、今はそんなことすらできないのが現状なのかな？でもし日本が、たとえば中国といった途上国並みの一人当たりのCO2排出量まで減少させることができたら、日本の経済は復活できますよ(笑)。あ、経済活動が落ち込んでぼろぼろだったりして（爆）

でもCO2削減、ということだけで考えるなら、もっと簡単な解決方法があるような気が…。

すんません、もう一回分くらい続くかもです。

環境問題はなぜウソがまかり通るのか（2）