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糸電話

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ミスターシーナの精霊日記

書籍名:ミスターシーナの精霊日記 全5巻

著者名:藤たまき

出版社:徳間書店/キャラコミックス

 

感想:

 ボーイズラブですので、女性向けです。でももったいないなあ、ボーイズラブだってだけで、この作品が読めない方がいたら、ほんともったいないです。

 子供さんよりは大人さんのほうが楽しめるのかもしれません、かえって。(子供さんには「ハッピーエンドが気に食わない」と思えてしまうかもしれませんね。)それで昔「●ルーパー同人歴」とかあるなら絶対読みましょう!(笑)懐かしい絵ですよ!(笑)



 前置きはこのくらいにして...。

 連載は大分前におわってます。つい先日、番外編の「ホライズン」が単行本で出たところ...。なにしろ田舎者泣かせの「キャラコミックス」なので、儂4巻持ってなかったのよ~。んで「ホライズン」注文がてら、ア××ンさんのほうで4巻買いました。これで全巻揃い~vvあ、そういえば3巻はですね、フリマで個人の方から古本買ったんですけど、とっても綺麗な本で新本かとおもっちゃいました。きっと本を丁寧に保管なさっている方だったのでしょうね。嬉しかったです。



 シーナは英国の片田舎在住のキレーな男の子。おばあちゃんがフェアリードクターで、今の住まいはおばーちゃんちの近くの村(町?)です。

 お父さんが日本人ビジネスマンで、おかーさんが妖精のような美人さんです。お父さんは留守がち。...というか、近所の人はおかーさんに旦那がいるというのを信じていないふしも...汗。

 シーナが生まれたとき、悪戯妖精が魔法をかけてシーナを大変モテモテな子にしてくれたのですが、惜しいかな、これが、なんと妖精に、性別を間違えられていた!(…悲惨。)

 …と、こんなシーナが妖精たちと友情のような淡い恋のような、なんだか甘い辛い仲になったりそして別れたりするお話のシリーズ。



 この作品には非常に「ふわっ」とした感性を要求してくる部分と、物凄く苛烈な激しいものを受け取る感性を要求してくる部分とが同居していて、明るい美しい色の表紙やアーティスティックな絵柄に、ついふわんふわんと油断して読んでいると、まれにコブシでぶん殴られたような気分になるときがありました。全体としてはハッピーで美しく時々悲しいけれど大抵は陽気なシリーズだったと思うのですが、「がんばってるこどもや妖精たち」がときおり(しかもかなりコアな部分で)垣間見せる「哀しみ」がたいへん美しいお話だったように思います。そうです、「物語が美しい」シリーズでした。
 


 私は「怒り顔の美しいキャラ」が何を読んでも大抵すきなのですが、シーナのシリーズではやはりナサニエルがそれだったように思います。思うに怒り顔が美しいためには信念とか理想とかいったものが体のどこかにかくれていないといけないのかもしれません。心ではないです。血肉や骨に。

 

---そのうちまたおもいついた時にでもふやしとこっと...笑。

2002/09/24 



スリル  多少。

泣ける  ときどき激しく泣けます。

ドキドキ ある意味ドキドキ...笑。







シーナ買う?重版したらしい。

申し訳ねーですが、楽天ブックスのシステムがアフィリエイトとまだかみあっていないので、楽天ブックストップからまわって検索なすってみてくだされ。

ちなみに番外編のタイトルは「ホライズン」ですよ。



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