Hard-boiled or soft-boiled

携帯の話だ。

auのデザイン携帯、
インフォバーが出たお陰で、
少しだけバータイプの携帯が盛りかえしたが、
街ではパカパカ派が肩で風を切って歩いている。

そんな世の中だから、
バータイプの携帯を持ち歩くと、
それだけでちょっとした
レジスタンス気分を味わえる。

それは、いい。

問題は、有効需要の原理に従って、
パカパカ型の携帯ばかり供給されること。

バータイプが好きな人間は
機種変の際にとても不自由を感じる。

こうした不自由に対し、泣き寝入りするのは
ハードボイルドの名が廃るので、
最近はバータイプの布教活動に努めている。

想像してみて欲しい。

このパカパカを開け閉めすることで
発生する温暖化ガスの量を。
莫大なエネルギーの浪費だ。

その点、バータイプは地球に優しい。

気付いて欲しい。

目覚まし代わりにしたパカパカを
寝ぼけ眼で踏んづけて、
真ん中から真っ二つにするリスクを。

どれだけブルーな朝になるだろう。

目覚ましテレビの占いで、
最下位になった時の比ではない。


さぁ、賢明な大人たちよ、
バータイプを手に立ち上がれ。