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Sep 8, 2004
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◎『ブラス!』
 3時半に目が覚めた。
 暑さと風の音で、眠れなかった。
 しかし、房総の内地への旅で疲れていたのに、
 どういうことだろう。

 シャワーを浴びて、早速これを観ることにした。

 イギリスの炭坑の街のバンドの話。
 炭坑が閉鎖されるかどうかの瀬戸際で奮闘する
 グリムリー・コリアリー・バンドと、
 所属するバンドマンたちそれぞれの生活を
 丹念に、丁寧に描いた作品。

 この作品を最初に観たのは
 大学に入ったか入らなかったかぐらいの年だった。
 その頃は、コリアリー・バンドのパワー、
 特に最後の演奏に魅せられただけだった気がする。

 だから当時、珍しくサウンドトラックを買って、
 MDに落としてはよく聴いていた。
 特に『アランフェス協奏曲』なんかは今も好きで、
 このサントラに限らず、よく聴いている。

 この映画で描かれている状況は、
 サッチャー政権下での産業政策の転換が
 核となっているが、今の日本と重なる面も多い。

 しかし、たまにリストラに遭ったサラリーマンの
 職探しの風景などがドキュメント番組になるが、
 ああいった番組を観ても、白けることが多い。

 例えば、いい年の元エリートが
 突然、便所掃除人になった画は衝撃的かもしれないが、
 どうもそういった極端な事例に対しては、
 報道側の作為を感じて身構えてしまう。

 現実は常にアナログで、中途半端で、曖昧なので、
 この映画のように普通の人々の事例を丹念に描き、
 積み重ねて表現した方が自分にとっては説得力があった。

 映画の持つ、フィクションの持つ訴求力を
 改めて実感した作品だった。

 もっとも、
 そういった社会的なメッセージ以前の問題として
 エンターテイメントとしても十分に面白かった。
 意図せざる早起きが無駄にならないでなによりだ。

○『一月ぶりの大学』
 この時期、人はほとんどいない。

 たまたまツタヤに返却予定の『冬のソナタ』の
 サウンドトラックを持っていたため、
 無味乾燥な研究活動が多少は潤った。

 早くやるべきことを終えて、
 家で『最初から今までの』のピアノを
 練習しなければならない。

 この連ドラ、音楽担当が別人だったら、
 あんなにヒットはしなかったろう。
 うまくいくときはすべてがピタッと
 ジグソーパズルのようにはまるものだ。

△『一人ハードボイルド映画祭』
 大学からの帰りにDVDを4本借りてきた。
 ツタヤが半額なのでまとめ借りをするに限る。
 タイトルは以下の通り。

 『エックスメン』(ヴァンヘルとヒュー・ジャックマンつながり)
 『ノッティングヒルの恋人』(ヒュー・グラントの芸風の修得のため)
 『インファナル・アフェア』(アンディ・ラウの演技振りを観るため)
 『ブリジット・ジョーンズの日記』(『ノッティング~』に同じ)

▲『クレイジーボウラーズ』
 夜8時以降は1ゲーム300円でできるボウリング場へ向かった。
 結果、190、134、107。
 性格的に尻すぼみなのは仕方がない。

 というか結構ガラガラだったのに、
 なぜか我々だけ隔離されていたのはブラックリスト入りしたからか。
 いつも3人で行って、
 なぜかみんな漢字を変えたマスハルという名前で
 プレイしているので、憶えられていても不思議はない。

 そして、客観的に見たら、
 我々のプレイは隔離されても不思議はない。

 近くに女性客がいると、思春期の中学生よりも喧しいのだ。





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Last updated  Sep 10, 2004 03:07:56 PM
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