LE VIN PERDU 消えうせた葡萄酒

2008/08/24(日)13:37

教会で結婚式≪フランス国アルザス地方アグノーにて≫** 

mariage(11)

午前中のうちに早速自分の着物を着ることにしました。 北海道に似た気候で朝晩は結構涼しいが、日中は暑くなる という気候ということが何となくわかりました。 昨日のTGVの中はクーラーの効き過ぎで 寒かったくらいで、本州の蒸し暑さからは 程遠いことがわかって、ほっとしました。 これなら、列席する私達の夏の着物を汗だくにならずに 着ることも可能、うまくいけば花嫁に振袖(袷)を着せるのも ムリじゃない、と思うくらいでした。結局は振袖はタイミングが 難しく着せることは叶わなかったけれど、 ちゃーんと自分の振袖を着た写真をスライドで映していました。 何はともあれ、自分はうすいベージュ色のあやめが描かれている 絽のつけさげを着て、紗袋を二重太鼓に結び、時間をかけて 着ることができ、よかった。そうこうするうちに、 長女N子が美容室で髪を結ってもらって(とはいえ、始めに インターネットの写真を送っていたのだけれど、大分違って いたので、これもご愛嬌)、戻ってきました。12時頃には 私自身も美容室に行くことになっていたので、急ぎ、 N子にあずき色のあじさいが描かれた絽のつけさげを着付け、 白の紗袋を変わりお太鼓に結びました。夏の帯は締めにくい。と、 表でお婿さんのお父さん(C---n)の呼ぶ声が。 あわてて、下に降り、車に飛び乗りました。 着物を着てしまっていたので、動作がかなり ぎこちなくなってはいましたが。 フランスで美容室に入るなんて夢のよう。いわゆるイケメンの 美容師さんでした。フランスに来ると、絶世の美女と イケメンだらけなんで、こちらでは美人コンテストって どんなふうに選ぶのでしょうか。ともかく腰から下が長いので、 姿を見て、ほれぼれしてしまいます。カッコイイ!!さて、 イケメン君はインターネットで送っていた写真と私の持っていた 和装の髪型の本を見比べ、かなり苦労してたようですが、 それらしい仕上がりとなりました。本の女性を指して 「これはGEISHAか?」と聞かれて、 「ノン・GEISHA」と私。 髪型が整った後、お茶とクッキーを出されました。 髪のセットで35ユーロ。日本円では6,000円弱。 何か金銭感覚が麻痺し始めた。 C---nが迎えに来てくれて、家に戻りました。 花嫁と花婿の支度が整い、昼食を頂き、写真を撮ったり、 おしゃべりしたり、あっという間に式の時間が 近づいてきました。

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