黒ネコのひとり言~♪

2015/05/18(月)01:35

大阪都構想ならず

今日のこと(332)

珍しく、政治の話題。17日、大阪市をなくし大阪府と一緒にするという住民投票では、維新の党が掲げた大阪都構想は、わずか1万741票の差で反対票が多数になり否決された。この時点において、11時10分から某ホテルで橋下市長の会見があり、12月を以て市長を退き、政治からは引退するという発表もあった。開票を見ていて、普通の選挙よりかなり早い速度で進められ、あっという間の結果発表であった。全投票数が14万票余りで、ポイント差は0、8ポイントという僅差であった。 東京市がないのに、大阪は大阪市と大阪府があり、二重行政になっている、というのが維新の党の言い分であった。しかしながら、新たに5区に再編し、その中で区議会を設ける。その際の変化にもかなりの費用と動力が伴う。ある試算によると、さほど今のままでも、区議会になったとしても費用的にはさほど変わらない、という話も聞いていた。であれば、何故、新たな行政の区割りにするのか?今回、反対した人は高齢の方(60歳以上)が多かったとのデータがあった。それもそうだろう。また新たな区役所まで出向かないといけなくなり、変化が多くなる。年をとれば変化を好まないのもわかるし、一説には区になれば、市営地下鉄の優遇制度がなくなる、という話もあった。また昔からの地名がなくなり、新たな名前になったりしてややこしい。私は大阪市民ではないが、変わらなかった方がよかったと思う。出ていくお金がそんなに変わらないのであれば、今のままでいい。面倒でややこしいだけだから。 橋本さん、お疲れ様でした。やはりあまり急な変化を市民は好まないものだ。橋本知事になってから、多くのものが切り捨てられてきたように思う。教育の面でもかなりの変化があった。これからは少し緩やかな変化になるかもしれない。良かったのか、悪かったのか、10年、いや50年先にならないと政治の評価などできはしないと思う。 あれだけ小泉さんともてはやされた小泉純一郎元首相でさえ、当時は皆いいように思っていたが、今は格差社会を助長した、と批判的だ。(私はそうは思わないけど)何にでも一長一短がある。どちらをとるか、それだけであるように思うのだが。全てがいい、に越したことはないが、そんなものは存在しそうにない。 

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