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ぬこまとillust自由帳(´・ω・`)

2007.09.09
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カテゴリ:未分類(アニメ)

ごめんなさい、illustは削除しました m_ _m
sorry, i deleted the illustration.

〔モノノ怪〕9話〔鵺 後編〕。2話~8話迄の感想を止めていたのは、今作を旧作〔化猫〕と比べて仕舞い、文句ばかり書きそうだったからで、何て云うか、気持ちが先走り、的外れな事も書いて仕舞いそうで、控えていました。ですが8-9話の〔鵺〕がまぁ良かったので、感想を書きたいなと思いました。

では9話〔鵺 後編〕感想。

8話のアバンでの演出、オレンジ色で表された血しぶきで動きを表現する様、此れがこの〔鵺〕の作品力をグンと上げました。凄く良かったです。此れが有るのと無いのとでは全然違います。また、本編で殆んどの色彩がモノクロで表現され、一部だけに色を塗る様も、物語の核心に触れる良い表現だと思いました。この8-9話では〔色〕が重要なファクターとなっていますね。香りを色で表現すると云う事、同時に、此処には生きている人が居ないと云う事を暗喩する表現。恰好良いなぁ。

〔竹取の香〕で、東大寺を誰の物にするかを決めるそうです。ああ、薬売りさんが、仕掛けているなぁ。ごちゃごちゃと薬箱の周りを散らかしている薬売りさんが、可愛いよぉ。

〔うっかり、うっかり〕。此れ何て可愛いうっかり?(*´Д`*)。

ムロマチ(東侍)が自らが殺した亡霊に連れて行かれる所の泥人形も怖かったのですが、赤い血飛沫の中、オレンジ色の人の形、まるでデスマスクの様に死に様が転写された表現は、アバンと共に凄いです。其れと、錯乱した時にすぅと人物に色が挿して、その部分だけさも生きているかの様に表現するのも、生々しさが出て気持ちの悪い感じが良く現れているなぁと思いました。

ナカライ(商人)の場面では、瑠璃姫への妄執で嫉妬に狂って殺してしまう様、短いコマに差し込まれたカエルの絵にエロスを含ませるなんて、この物語らしい表現だなと思いました。こういう〔比喩・暗喩〕の使い方、センスが良いなと思いました。

〔あぁっ〕。なんて色っぽい〔あぁっ〕なのかしら(*´Д`*) 櫻井さん、素敵ですよぉ。

最後の墓がばぁっと広がるシーンから、死者が湧き出る所、壁中から亡霊やら顔やら犬やらが出て来るシーン、迫力が有りましたね、そして、変身薬売りさんのシーンは綺麗だなぁと思いました(綺麗って云うのは変かもしれませんが)。でも、旧作の〔化猫〕程の、神懸かった作画とまではいきませんでしたが。

欲に塗れて引き寄せられる人間の浅ましき事。モノノ怪だけが悪いとは云い切れない、怖さ。夜毎、死んでいる事が判らずに、物取り合戦と人殺しを繰り返す人間と、其れを利用するモノノ怪、どちらが本当は怖いのかな

薬売りさんは、基本的にはモノノ怪を切る為だけに此処へ来たのだけれど、残っている魂を、薬売りさんらしい〔えげつない方法〕で成仏させた感じなのかな。

其れにしても、この〔鵺〕が一番判り易いstoryだし、演出もまぁ良いし、見せ場も有るのだから、何故この話を1-2話に持ってこなかったのかな…と不思議に思いました。確かに1-2話の〔座敷童子〕は、インパクトが有るし、力を込めて作られたのだなとは思いますが、後半に出す様な物語だと思いました。

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旧作の〔化猫〕が、作画&デザイン面、脚本&演出面において、秀逸でしたので、如何しても今作を其れと比べて仕舞います。まぁ、さらっと(さらっとでも無いな)、今まで分の感想を。

1-2話の〔座敷童子〕。

色彩設定は旧作よりも彩度が強い〔極彩色〕で、あの濃いstory展開とあいまって、凄く良かったと思います。3Dで構築している背景も、抑える所と派手にする所をきちんと塗り分けしているので、1枚絵としての出来も良く、遠近感も感じさせます。あのテクスチャを重ねたベタな彩色は、通常のanimationの塗り方とは違っていて、色の影で遠近感を出すのでは無くて、背景の主線(特に斜めの線)で遠近感やその場の空気感を出す感じなのだから、その辺をよく判っていらっしゃる、良い作りでした。

ですが、脚本が今一つでした。〔自分(作り手)だけが判っている〕と云う組み立て方。これでは、初めて見た人が何のこっちゃ判りませんよね。前作を見ていた人は脳内補完が出来ますが、其れでも面白いとは思えませんでした。確かに母と子の繋がりと云う所では目頭が熱くなり、感情面での高揚は有りましたが、表現にえげつない部分が多く、気持ちが悪くなりました。何て云うのかな、表現をヌルくしろと云っている訳では無くて、ああ云う題材だからこそ〔演出〕で〔魅せ〕るべきでは…と思いました。その点旧作の〔化猫〕は、あれ程エグイ話を、きちんと昇華させ〔魅せ〕ていたと云うのに。グラフィックで雨や男女の客を〔比喩・暗喩的な表現〕をしているのだから、あの場面こそ上手い表現を使い、〔魅せ〕るべきでは、と。

3-5話の〔海坊主〕。

絵&デザイン面で勘違いをしている様に思いました。1-2話の〔座敷童子〕よりも極彩色ですが、人物と背景とがごちゃごちゃで、何を見せたいのかが全く判りません。3Dで作成した船内の背景の描き込みが多過ぎで、空と雲の色とダブります。絵のプロなら〔取捨〕を云う言葉を知っている筈なのに。船内の細かい描き込みを〔魅せ〕たいのなら、3Dの主線を間引いたり、空や雲の色とダブる様な色の選択を止めるべきでは。

脚本面に関しても、2話目の幻影部分はすさまじかったのですが、最終話では語りが多く、絵で魅せる場面が少ないのが勿体無かったです。其れにあの船内にいる犯人以外のメンバーの存在意義が、今一つ見出せませんでした。其れに、内容的には3話分を必要とするボリュームでは無いと思いました。だったら、先の〔座敷童子〕で2.5話、〔海坊主〕で2.5話で丁度良い塩梅かなと。そういう尺の自由度が有っても良かったのでは、と。

6-7話の〔のっぺらぼう〕。

絵の色彩は整理されていて、場面場面の違いも有って綺麗でした。でも、面白そうな物語なのに、描き方が勿体無かったかな。前半と後半で物語が分断されている様な気がして。其れに、判りづらいのです。結局、如何なったの、彼女は。 魅力有る敵キャラである〔のっぺらぼう〕の使い方を、もっと上手く出来ていればなと思いました。本当は自分自身と云う真相を、初めから匂わせないで、上手く演出が出来れれば、もっと面白かったと思います。

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東映アニメーションは、確か今期は〔ゲゲゲの鬼太郎〕も手掛けていますよね。鬼太郎の方も色使いやテクスチャの使い方が凄く素敵だと思います。また、日本的な絵(浮世絵や日本画風の絵)のスキルも高いみたいですし、何というか、そういう方向で頑張って欲しいなぁと思いました。animationにおけるデジタルや3Dの融合って、色々な製作会社が試行錯誤されていますが、こういうアプローチって面白いし、良いなぁと思いました。デジタルで描かれる絵の欠点は(3Dもそうですが)、アナログの様な〔ユラギ・ブレ(言葉を変えれば空気感とかかな)〕が絵に無いのですよ。この〔ユラギ・ブレ〕が無いと、絵が平坦な感じになるのですよ。其れを、テクスチャで補うと云う方法は、面白いですよね。デジタルで絵を作成する時、ワザと汚れを入れたりして〔ユラギ・ブレ〕を含ませるのは、プロが良く使う手法ですしね。

次の〔化猫(新作の方)〕は、楽しみにしています。旧作の現代版らしいと聞いていますが、聞いた時には〔え?(少し心配)〕と思ったのですが、EDの絵をチラリと見た感じでは、まぁ良さそうな塩梅。現代と云うよりは大正浪漫風に見えたのだけれど、如何なのかな。

絵の話。薬売りさんです。ウィンク&舌チョロで少しお茶目にしてみましたが、全然お茶目にならなかったヨ。もっと顔くずした方が良いのかな。前回の薬売りさんの絵は7/15。うわっ、構図が狂い杉。直せよ自分。やっぱりこういう塗り方は合わないのかな、雑塗りの方が良いのかな…。

---2007.09.09. up---






Last updated  2008.09.07 20:42:30
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