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ぬこまとillust自由帳(´・ω・`)

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2007.10.08
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カテゴリ:★グレンラガン
〔天元突破グレンラガン〕27話(最終話)〔感想と総括-1.2〕。
五月雨式独り言総括其の2です。

実はロージェノムと云う人物が凄く好きです。彼は〔人間〕と云う存在を端的に〔具現化〕した人だと思います。

私は〔人間〕について、シモンの様に希望的には考えられません。だから自身を振り返っても、シモンの〔人間は其処迄愚かでは無い〕の言葉に、実は凄く肩身の狭い感じを懐きました。いえいえ、愚か愚かな存在だと思うよ、と。

けれど、〔性善説〕や〔性悪説〕みたいな、2択では推し量れない存在だと思っています。〔人間〕って、揺れ幅・ブレ幅の大きな矛盾したモノを抱える存在だと思うのです。だからこそ、人間って魅力的なのだと思います。そのブレ幅を一番表現していたと思うのが、この〔螺旋王ロージェノム〕です。

9/28の26話(最終話の1つ手前の話)の感想で、ロージェノムについてこう書きました。

ロージェノムと〔アンチスパイラルの男〕との会話は、凄く興味深かったです。ロージェノムも元々は〔螺旋の戦士〕だったのだもの。その頃のロージェノムは、今のグレン団の様な熱い男だったのかもしれませんね。それが決定的な敗退。〔絶望〕の虜と成り、敵側の手先と成り下がり、また、或る意味人類が生き残る為の最後のストッパーと成った彼。

そして、永遠に近い長い生の中で、生きる目的も曖昧と成り、植えつけられた〔絶望〕の中で〔快楽〕にしか興味を持てない、持たざろうえない様な生き方と成り、でも、捨てられない〔義務感〕と〔惰性〕の中で生きて来た彼。感情の無い、コンピュータの姿で〔アンチスパイラルの男〕と邂逅しましたが、若し、昔の〔螺旋の戦士〕の頃のロージェノムだったら、この状況を如何思ったのでしょうか。

27話(最終話)でロージェノムが〔一度は絶望と倦怠の海に沈んだ魂が~云々〕と語った場面では、まぁ其の、子供の様に〔やったぁ〕と思いました。何て云うのかな、先読み出来たと云うか、当たった!って感じで。子供なんですよ、私。

でも、彼のそんな言葉が本当に聞きたかったので嬉しかったです。人間として、自身の行いを正義と信じ、その時代では最高の所迄突き進んだロージェノム。その頃の心の中には、真直ぐなモノしかなかったであろうに。けれど絶望の中で、其の同じ人間があの様に変貌していくのです。其れも人間。そして最後には、その心をまた取り戻し、自己犠牲の中で死んで行く彼。自己犠牲は違うかな? 元から有った前に突き進む気持ち、みたいな感じかな。人の本能みたいな。

人って、長い時を同じ心の儘で持ち続けられない様に、プログラミングされているのじゃないのかな。例えば、凄く理にかなった思想を打ち出しても、其れを実践する段階で必ず破綻したり、少しづつズレて行って仕舞うと云う事。例えば、まだ少数の国で実践されている左寄りの思想だって、破綻していたり。〔等分に分配〕という理想的な考え方も、執り行う人の意思が介在したり、また、時間が介在する事によって人の意識が変質したり、当初の理想とはかけ離れたものになって仕舞うし。それも、〔人間〕の揺れ幅・ブレ幅が有るからこそ、なのかなと。

だからこそ、人は王には成れても、神には成れないのかな、と。

ロージェノムは、人としての〔揺れ幅・ブレ幅〕の極限の深淵を覗いた人で(それは彼の本意では無なかったとしても)、其の事を思うに、ああ、もう、凄く好きなのですよ。揺れ動く存在。だからこそ人間は前へ進めるのかな。螺旋の様に

最後に彼が〔螺旋の戦士〕として死ねた事が、本当に救いかな。

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絵の話。すみません、この絵のテイストの方が早く描けるし、気持ちを込めやすいのですよ。なので、気分が変わらない限り、〔グレンラガン〕総括では、このテイスト。まぁ決まった事では無いけれどね。筋肉は正直判らないから、animationを見ながら適当に模写。
過去総括:〔感想と総括-1.1〕は10/6ヴィラルの絵、〔感想と総括-0.0〕は9/30ニアの絵
---2007.10.08.23:52 up---





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Last updated  2007.10.22 01:29:56
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