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カテゴリ:SF
![]() 「X-MEN ファースト・ジェネレーション」X-MEN:First Class 2011年 アメリカ映画 監督 マシュー・ボーン 出演 ジェームス・マカヴェイ マイケル・ファスベンダー ケヴィン・ベーコン ジェニファー・ローレンス このブログを、前から見ている方々はもちろん周知の通りのことですが、僕は「X-MEN」大好きです。だから、この映画、見たくてたまりませんでした。行きつけのレンタルビデオ屋で、旧作100円になるのをひたすら我慢して待ってたんですが、なかなか旧作にならないで、イライラしていたところ、安く売っているDVDを見つけてしまったので、即購入し、喜び勇んでさっそく観てみた次第なのでありました。 1962年のキューバ危機の陰には、元ナチスの将校で、マグニートーことエリックの母親を殺した男、セバスチャン・ショウ(ケヴィン・ベーコン)ひきいる、ミュータント軍団がおり、その陰謀を、プロフェッサーXことチャールズ(ジェームス・マカヴェイ)とエリック(マイケル・ファスベンダー)を中心とした、結成したばかりの初代X-MENたちが、その能力を駆使し、阻止するというお話です。 なんかちっとも60年代に見えないとか、何で少年エリックは、母親を殺したショウを直接攻撃しないんだとか、チャールズの親は得体のしれない女の子をどうして引き取る?とか、ミスティークことレイヴン(ジェニファー・ローレンス)は何であんなに移り気なのとか、チャールズとCIAのモイラは何時いい仲になった?とか、ホワイト・クィーンことエマは体がダイヤモンドに変わるのとテレパスと、なぜ2つの能力を持っている?とか、大小織り交ぜ、いろいろと突っ込みどころはあるのですが、そんなことは気にせずに、それぞれのミュータントが、自分の能力をうまく生かした見せ場があり、非常に面白いお話に仕上がっています。 ![]() とりわけ、後にマグニートーと呼ばれることになるエリックが、その金属を自在に操る能力で、巨大なパラボラ・アンテナを動かしたり、潜水艦を水中から持ち上げたり、無数のミサイルを止めて逆に飛ばしたり、と大活躍です。敵のセバスチャン・ショウが、エリックの因縁の相手ということもあり、どちらかというとチャールズよりも、主人公だったりします。(チャールズの能力がテレパスということもあり、派手な見せ場が作りにくいところもありますが。) そして、これはシリーズ全体としても言えることですが、人間との共存を目指すチャールズよりも、人間対ミュータントという立場で戦うマグニートーの方が筋が通っているように思えてしまったのは、僕だけでしょうか。 プロフェッサーXとマグニートーがそれぞれのミュータント軍団を組織して敵対しているのに、けっこう仲がいいのはどういう因縁があるのかとか、ミスティークがマグニートーと行動を共にしているのはどうしてかとか、プロフェッサーXが下半身不随なのはどうしてかとか、長年の疑問が解決したのは、X-MENファンとしては、うれしい限りです。(ミスティークがウルヴァリンに色目を使っていた理由もわかりましたしね。もともと気の多い女なんですね。) もちろん、チャールズとエリックが仲間をスカウトして世界中を回っているとき、チラッとウルヴァリンのところ(カナダの山中で隠遁生活しているときですね。)にもやって来るという、マニア心もしっかりくすぐってくれるところ、大好きです。(前作の「ウルヴァリン X-MEN ZERO」を観てわかる通り、実はウルヴァリンの方が、2人よりも年上なんですよね。) ![]() ところで、この映画で若きミスティークを演じている、ジェニファー・ローレンスという女優さん、若き演技派女優として、注目中の人みたいですね。この前年に主演している映画では、全世界でいろいろな賞をもらっています。どおりで、なんか異様な存在感があるなあと、思っていました。ちょっと童顔で、魅力的な笑顔を見せてくれて、演技派なんて、思いっきり僕好みの女優さんです。困ったもんです。 ちなみに、このファースト・ジェネレーションのシリーズ、3部作になる予定だそうですが、前3部作での疑問はすべて解決してしまって、僕的には非常に満足なんですが、後、どんな話になるのでしょうか。劣化した続編は作ってほしくないと思っているのは、僕だけではないはず。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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