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2012.12.14
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カテゴリ:アドベンチャー
ナショトレ1-1

「ナショナル・トレジャー」 National Treasure 2004年 アメリカ映画

監督 ジョン・タートルトーブ
出演 ニコラス・ケイジ ダイアン・クルーガー ジャスティン・バーサ
   ジョン・ヴォイト ショーン・ビーン ハーヴェイ・カイテル クリストファー・プラマー

 「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズのディズニーとプロデューサーが再び組んで作った、トレジャーハント映画です。「インディー・ジョーンズ」シリーズや、「ハムナプトラ」シリーズのように、他国のお宝を探しに行くのではなく、なんと、まだ建国後250年も経っていない、アメリカ国内で、トレジャーハントしてしまおうという大胆なコンセプトで作られたお話です。

 歴史学者・冒険家のベンジャミン・フランクリン・ゲイツ(ニコラス・ケイジ、以下ベン)は、ご先祖がアメリカ建国時、フリーメーソンのメンバーで、建国の中心人物のひとりから、テンプル騎士団の秘宝の秘密を託され、代々その秘宝を追ってきた一族の末裔です。
 ベンは、冒険家の大富豪イアン・ハウ(ショーン・ビーン)の援助を受け、友人のハッカー青年ライリー・プール(ジャスティン・バーサ)とともに、祖父から受け継いだ「宝はシャーロットとともに眠る」という言葉を頼りに、北極海の氷の下から、シャーロット号という沈没船を見つけました。
 シャーロット号の中から見つけ出した飾りパイプを調べると、次の鍵は、アメリカ独立宣言書にあることがわかりました。
 独立宣言書を盗み出せばいいというイアンに対し、ベンはそれだけはできないと、仲たがいしてしまいます。
 アメリカに帰ってきたベンとライリーは、FBIやアメリカ公文書館のアビゲイル・チェイス博士(ダイアン・クルーガー)に、「独立宣言書が盗まれます。」と、訴えますが、全く相手にされませんでした。
 イアンよりも早く、秘宝の手掛かりを手に入れたいベンは、自らの手で、独立宣言書を盗み出すことを決意します。

ナショトレ1-2

 なかなか面白い映画です。次から次へと畳み掛けるように、謎が謎を呼び、退屈する暇がなく、あっという間の2時間余でした。同じく宝探し映画の「インディー・ジョーンズ」シリーズよりもアクションは少なめで、「ハムナプトラ」シリーズのようなオカルトチックなところもなく、歴史が浅い国アメリカを舞台にして、次々と与えられるヒントを基にしたRPGのような謎解きの連続のストーリーでした。
 何しろスピードが命のようで、とにかく、ベンが謎を解くスピードが速すぎ、確かに歴史学者ということはあるのですが、彼のアメリカの歴史に関する知識は膨大で、我々、異国の人間としては、はっきり言って、ついていけないものがあるところは否めません。(といっても、アメリカ史を知っているアメリカ人でもあのスピードには面食らうでしょう。)
 だから、謎解きが中心だと言っても、観客も一緒になって推理するミステリーとも少し趣を異にしています。どちらかというと、ベンたちとイアンたちの追っかけっこを楽しむというのが、この映画の正しい観方でしょう。

 もちろん、数日後に公文書館でパーティがあるなんて都合良すぎとか、国の大事なお宝である「独立宣言書」があんなに簡単に盗めるはずがないとか、なんで、あの手紙のことだってわかるのとか、大都会ニューヨークの地下にあんなものがあったら地下鉄工事とかの時に見つかるはずだとか、突っ込みどころは満載なのですが、冒頭で“フリーメーソン”と出してきた時点で、「これは眉唾ものですから、真に受けてはいけませんよ。」と自ら語っているので、トンデモもご都合主義も、何でも有りになってしまい、突っ込みが意味をなさないということを思い知らされてしまいます。まあ、どこかの映画みたいに、十字軍の生き残り(いったい何歳やねん!)が登場するような、超常現象に走らなかっただけいい、と思わなければならないでしょう。

ナショトレ1-3

 一見インテリには見えないニコラスが、なんとなく頼もしく見えてきたり、セクシーで美人すぎる公文書館の博士が、巻き込まれたはずなのにいつの間にか宝探しに積極的になっていたり、見るからに悪役のイアンが、意外と賢かったり、登場人物もなかなか個性的で、楽しめました。(ちなみに、ライリーはお笑い担当です。)
 とりわけ、ベンのお父さんパトリック役のジョン・ヴォイトのおとぼけぶりは見事でした。久々に訪ねてきた息子が、女連れで、深刻な顔をしているのを見て、第一声が、「妊娠させたのか。」ですから、大爆笑でした。どこかのムチを持っている冒険家のお父さん程ではありませんが、なかなかいい味を出していました。(ちなみに、「2」では、もうひとり味のある人が出てきます。)
 FBI捜査官役のハーヴェイ・カイテル、おじいさん役のクリストファー・プラマーが、出番も少なく、ベテランの力を発揮しきれていないのが、ちょっと残念でした。

 ということで、今回は余計なことを考えず、軽く楽しめる、娯楽作品を紹介しました。





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Last updated  2012.12.14 07:38:02
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