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2013.03.14
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カテゴリ:サスペンス
ザ・レッジ1

「ザ・レッジ 12時の死刑台」 The Ledge 2012年 アメリカ映画

監督 マシュー・チャップマン
出演 チャーリー・ハナム リヴ・タイラー パトリック・ウィルソン テレンス・ハワード

 最近、ビデオをレンタルに行くと、無名だけど面白そうな作品を探すクセが付いてしまいました。ときには鑑賞に堪えないとんでもない駄作だったりして、当たり外れが大きいのですが、無名の名作(「アドルフの画集」とか「縞模様のパジャマの少年」とか「9」とか「穴」とか「イン・ザ・プール」とか、詳しくは以前の記事参照。)を見つけるのが快感になったりして、なかなかやめられませんね。まあ、変な映画であっても、このブログで突っ込むネタになるので、無駄にはなっていませんが。
 で、今回は実は最近の映画なのですが、全く知りませんでした。出演者の中に、最近ちょっと気に入っているテレンス・ハワードの名を見つけたので、借りてきてみました。

 刑事のホリス(テレンス・ハワード)は、医者で先天的に子どもができない体だと知らされます。ところが彼には2人の子どもがおり、妻に対しての不信感が募っていました。
 そこへ、高層ビルから身を投げ出そうとしている1人の男がいるとの通報があり、ホリスは現場へ駆けつけます。
 男の名はギャビン(チャーリー・ハナム)。ホリスは窓から身を乗り出し、説得にあたります。
 ギャビンは「12時までに、自分が飛び降りなければ、他の誰かが死んでしまう」と苦しげに告白します。ホリスは、説得をしながら、その原因を探ろうとします。ギャビン真相を語り始めます。
 ホテルの副支配人として働くギャビンは、自宅から仕事場に向かうバスの中で、最近同じアパートに越して来たシェーナ(リヴ・タイラー)を見かけます。改めて見る彼女の姿は着飾っていなくとも艶やかな美しさがあり、ギャビンはしばらくの間目を奪われてしまいます。
だが声は掛けられず、そのまま仕事場へと赴くと、そこに新人としてシェーナがやって来るのです。
 シェーナには、敬虔なクリスチャンであるジョー(パトリック・ウィルソン)という夫がいるのですが、ギャビンとシェーナは親しくなり、互いを意識するようになってきてしまうのでした。

 今回は当たりでした。なぜ男は自殺しようとしているのか、人妻との不倫の果てにいったい何があったのか、ホリスはどう彼を説得するのか、ホリスの夫婦関係はどうなるのか、いろいろなことが気になって、最後まで一気に観てしまいました。そして最後は「えっ!!!」と思って、観終わった後はもやもやしてしまいました。家族とは何か、愛とは何か、宗教とは何か、考えさせられてしまいました。

ザ・レッジ2

 カトリックの敬虔な信者であるジョーと、無神論者で実証主義者のギャビンが、神の存在について議論する場面があります。
 サンタクロースや歯の妖精と同じように存在の証明ができない神も信じないようになったというギャビンは、ユダヤ教徒やヒンドゥー教徒、イスラム教徒や仏教徒は地獄行きか?、と聞きます。するとジョーは、改宗すればいい、と答えます。
 以前、確か「ザ・ウォーカー」の記事だったと思いますが、“聖書”によって歴史上たくさんの血が流されている、というような話を書きました。このジョーのような排他的なキリスト教(ほかの宗教でもほぼ例外なく、他教を攻撃する傾向はあります。)の姿勢が、さまざまな争いごとを生んでいるのではないでしょうか。
 星野之宣先生(前々回に続いての登場ですみません。)の幼女伝説シリーズの中に、「砂漠の女王」という中編があります。クレオパトラが、サロメ(紀元頃のユダヤ人国家ガリラヤの王女)そしてゼノビア女王(3世紀中東にあったパルミラという国家の女王)へと転生していくという物語です。その中盤のサロメの物語のところで、当然ですが、ナザレのイエス(キリスト=救世主という呼び方は、後のものですから、リアルタイムでは、こう呼ばれています。)が登場してくるわけですが、そこで、イエスは本当に神の子か?という問題定義がなされています。はっきり言って、敬虔なキリスト教徒の方が見ると激怒するようなお話ですが、現代でもちゃんと見られる(単行本や文庫本で何度となく出版されています。)ということは、その筋からの圧力による出版差し止めにはなっていないようです。
 この1979年から1980年にかけて「ヤングジャンプ」に連載されていた漫画を、まだ高校生だったぼくは、リアルタイムで読んでいるのですが、実は僕の考え方の原点がここにあるのです。
 物語の本筋からは外れてしまいますが、そんなことも考えさせられたお話でした。

ザ・レッジ3

 ところで、リヴ・タイラーという女優さん、こんな男のスケベ心を刺激する妖艶な女優さんだったんですね。「アルマゲドン」のころは、ただかわいらしかっただけですが、「ロード・オブ・ザ・リング」では、人間離れした美しさ(エルフのプリンセスでしたから当たり前?)を魅せてくれましたが、あまりにも色っぽいので、思わず………でした。





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Last updated  2013.03.15 02:30:00
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