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2013.04.29
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Q

カテゴリ:サスペンス
Q

「Q」 2007年 日本映画

監督・脚本 江面貴亮

 またまた、レンタルビデオ屋で、変なDVDを見つけてしまいました。映画というよりは、Vシネマ、劇場公開は初めから考えてなく、初めからDVDで売るために作られているようです。
 いわゆるシチュエーション・スリラー、「CUBE」や「SAW」のヒットを受けて製作された物のうちのひとつでしょう。ホラーは嫌いと言っておきながら、こういうのは結構好きなんですね、僕は。

 気が付くと廃墟のような暗い部屋でした。8人の男女は、床に固定された椅子に座らされ、鎖で縛られていました。円形に並べられたその前には、A~Hと書かれています。
 Fの席の女性は、初めから死体でした。
 やがて、「わたしは、クエスチョン・マスターです。これから皆さんに質問をします。ルールを守れなかった場合、死という裁きが下されます。ルールは2つ、20秒以内にこたえること、そしてウソを言わないことです。」という声が流れます。
 クエスチョン・マスターは、ひとりずつ質問攻めにします。そして、答えに詰まったり、しらばっくれたりすると、「ルールがやぶられました。」と言い、いったん明かりが消えます。
 そして、明かりが付くと、死体がひとつ増えているのです。

 と、あらすじを書いていったら、ハラハラドキドキのサスペンスですが、はっきり言って、全く穴だらけのお粗末なお話でした。

 クエスチョン・マスターは、ルールの説明をした後、Aから順番に、名前、性別、年齢、生年月日、職業を聞いていきます。もちろん、最初に脅されているので、みな正直に答えます。しかし、7名にひとりひとり、じっくりと聞いて行くので、非常に時間がかかります。もちろん、7人は緊張したり、おどおどしたりしているので、いろいろと表情を変えて行くのですが、はっきり言って、無名の役者さんばかりで、お世辞にも演技のうまくない人もいて(というか、うまい人はひとりもいませんでしたが)、しかも、最初のAの人から同じペースで、全く省略されず繰り返され、しっかり時間を取って、ご丁寧に字幕で表示しながらです。この間非常に退屈です。
 その上、この後、ひとりひとり質問攻めにするのですが、この最初に全く省略せずに時間を取った上に、わざわざ字幕で表示して紹介したひとりひとりのプロフィールは、若干職業のところが関係はしますが、ほぼ関係がありません。名前ですら、クエスチョン・マスターはもちろんのこと、縛られている人々も、“Aの人”とか、“Cのおっさん”とか呼んでいて、全く覚えていません。もちろん、観ているぼくも全く覚えていません。
 この順番にプロフィールを紹介している時間は、7分間ぐらいですが、観ている印象としては、たっぷり20分ぐらいかかっている印象でした。気の短い人は、ここで退屈して全く見る気を失せてしまうでしょう。

 クエスチョン・マスター(以下M)「あなたはひとり暮らしですか?」
 Gの銀行員のお嬢さん「ひとりです。あっ犬がいます。」
 M「彼氏は週に何回ぐらい来ますか。」
 G「三日。」
 M「彼の職業は?」
 G「ホスト。」
 M「あなたは、彼にいくらぐらい貢いでいるのですか。」
 G「2000万ぐらい。」
 M「彼に貢いだお金はどうして工面しましたか?」
 G「貯金とか、借りたり……。」
 M「ルールが破られました。」
 G「なんで??ウソじゃないわ、ちょっと借りただけじゃない。」
 M「ルールが破られました。」
 G「そうよ、横領したのよ、でも返すつもりなのよ。」
 このように質問を集中させていき、ウソを言う、あるいは答えに詰まるように誘導していきます。Aの一応主人公的な位置にいるお嬢さんは、「なんでそんなことまで知っているの??」と途中で疑問を持っていましたが、わかりますよね、このクエスチョン・マスターは、彼らのことは何も知らないで、質問していますよね。Bの彼以外、全く気が付きません。アホすぎて、興ざめしました。

Q1

 他にも、床に固定してあるはずの彼らを拘束しているイスが暗くなる度に真ん中に寄っていくという不可解な展開があるのですが、結局その意味もそのメカニズムも分からないままだし、Dのフリーターの彼女が実は共犯で、死んだふりをしていたことの意味がわからないし(作っている側はどんでん返しのつもりでしょうが、意味が分からないので、全く驚きません。)、彼らは鎖で縛られているんだけど、鎖ってゆるみやすくって、抜けられそうだな、って思っていたら、Aの彼女が、尻ポケットの携帯を出そうとして、手元がアップになった時、腕のところに広い隙間ができてて、「あれ、抜けられるじゃん。」と思ってしまったり、クエスチョン・マスターの声が異常に聞き取りにくくって、質問がよくわからないし、などなど、穴がありすぎて、ちっとも怖くなかったし、感動もしませんでした。

 どうして、こんな穴だらけのビデオ作るんだろう、こんなんでは儲からないよね、はっきり言って。こういう下積みで腕を上げて、いつかはメジャーな監督にとか、修行とかのつもりなのかな?でも、すごい監督って、第1回監督作からすごいよね。いったい何がしたいのか、私にはわかりません。





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Last updated  2013.04.30 01:22:51
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