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2013.05.25
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カテゴリ:サスペンス
ソウ3-1

「ソウ3」 SAW III 2006年 アメリカ映画

監督 ダーレン・リン・バウズマン

 前作のラストで、アマンダの立場が明らかになり、マシューズ刑事が「1」の舞台の廃墟のバスルームで捕まってしまったため、非常に続きが気になったシチュエーション・スリラーの人気シリーズ第3弾です。

 ケリー刑事は或る爆殺事件の現場に駆けつけます。捜査員たちは連続殺人鬼“ジグソウ”の仕業と断定しますが、彼女は違和感を覚えます。ジグソウの“死のゲーム”は厳格な“ルール”が存在し、その一点に限っては“フェア”であるはずなのです。この現場はそれに適わないので、何者の仕業なのか?と疑問を持っていた、そのケリー刑事も、何者かに捕えられ、“死のゲーム”の末に、殺されてしまいます。
 その頃、女性外科医リンは帰宅途中に誘拐され、医療機器が置かれた部屋に監禁されます。そこには治癒不可能の脳腫瘍に冒されたジグソウがベッドに寝かされていました。そこへアマンダが現れます。彼女はかつて“死のゲーム”から生還した被害者であったが、以来ジグソウに付き従い、彼の後継者と成る事を切望していたのです。
 アマンダはリンに“ゲーム”のルールを説明します。あるところに監禁されている男に仕掛けた“ゲーム”が終了するまでに、ジグソウを延命させることが条件で、それが出来なければリンは殺されるが、達成できれば無事に解放するという約束です。彼女の首周りに取り付けられた装置は、ジグソウの脈拍が0になると散弾が打ち出されるように繋げられているのです。リンは、このままではいつ死んでもおかしくない、とりあえず、脳圧を下げるための開頭手術をしなければならないと診断します。
 一方、どこかの建物の地下で、ジェフは目を覚ましました。彼は3年前のひき逃げ事件で息子を失い、家族を顧みずに犯人への復讐の準備を進めていたところ、ジグソウとアマンダに突然拉致監禁されたのでした。“ゲーム”が始まり、彼の前に、息子のひき逃げ事件の関係者たちが瀕死の状態で次々に差し出されるのです。

ソウ3-2

 冒頭、予想通り、前作の続きから始まりました。「1」の舞台になった廃墟のバスルームで、拘束されてしまったマシューズ刑事が、必死に脱出する様子を事細かに描写します。
 しかし、結局は潜んでいたアマンダに殺されてしまいます。(この描写は、冒頭の場面に続けてではなく、かなり終盤になってから、挿入されています。)
 また、警官隊が惨殺現場を見つけ、ケリー刑事(「2」でマシューズ刑事の相棒を務めていた女性刑事)が駆け付けた“死のゲーム”も、そのあとのケリ-刑事が拘束された“死のゲームも、脱出するチャンスがないものでした。
 今までのジグソウの“死のゲーム”は、苦痛に耐え勝利したものには脱出するチャンスが律儀に与えられていました。(「1」で描かれているように、アマンダ自身が“ゲーム”に勝利して、脱出しています。)
 ところが、この冒頭で描写されている“ゲーム”たちは、おそらくは、瀕死状態のジグソウに代わりアマンダが仕組んだもので、犠牲者たちには勝利のチャンスが与えられておらず、ジグソウの言うところの“ゲーム”ではなく、ただの猟奇殺人にすぎません。
 そんなジグソウとアマンダの姿勢の違いが、今回の“ゲーム”(リンとジェフの“ゲーム”のことです。)の根底に流れる重要なキーポイントになっています。

 そして、「1」のアダムの最後とか、「2」のマーシャル刑事の末路とか、ジグソウとアマンダが「1」の舞台をセッティングする様子ですとか、「1」「2」で謎になっていた部分が明らかになり、3部作の完結編として、一応の結末がつけられているところが一つの見どころでしょう。
 ただ、「1」「2」を観ていないと分からない部分が多大にありますが、「1」「2」を観ずに「3」だけ観るという人はほとんどいないだろうから、これでもいいのかなあ、という感じです。

 グロテスクな描写がすごすぎて、そこまで観せなくてもいいだろうという批判はありますが、アマンダの残酷性を見せるために、まあ確かに気持ち悪いですが、これも有りかな、と僕は思ってしまいました。
ただ、多くの方々が批判しているジグソウの手術の描写がグロ過ぎという点は、リンは医者として普通のことをしているだけで、猟奇的な”殺人ゲーム”とは違うので、まああそこまで露骨に見せることはないのかもしれませんが、ちょっとピントがずれているとは思います。

ソウ3-3

 ということで、三部作の完結編として、いろいろと謎が明らかになり(まだ、ゴードン医師の行方とか、ジェフの娘の件とか、解決してはいませんが。)、一応の結末が出来上がっている作品でした。
 これから観ようと思っている人は、ちゃんと、「1」から順番に観ることをお勧めします。「3」だけ観ると、お話がチンプンカンプンですし、グロテスクな描写が半端ないので、「1」から順番に観た方が、グロさに慣れてショックが少ないと思います。
 僕はこれから、「4」「5」「6」「ファイナル」とちゃんと順番に観て行こうと思っています。





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Last updated  2013.06.09 00:54:30
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