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2013.05.27
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カテゴリ:サスペンス
目撃1

「目撃」 Absolute Power 1997年 アメリカ映画

製作・監督・主演 クリント・イーストウッド
出演 ジーン・ハックマン エド・ハリス

 久々に、イーストウッド監督の作品です。CATVで放映していました。

 やり手の泥棒であるルーサー・ホイットニー(クリント・イーストウッド)は、一家が休暇旅行中の隙を狙い大統領の後援者でもある政界の大物サリヴァンの邸宅に忍び込み、扉がマジックミラーで偽装してある金庫室を発見し物色していました。
 すると、何者かが入ってくる気配がしたので、扉を閉め息をひそめます。入ってきたのは、サリヴァンの若き後妻とリッチモンド大統領(ジーン・ハックマン)です。
 思いがけない不倫現場に出くわした挙句、酔ったリッチモンドが夫人に暴力を振るい、それにナイフで反撃した夫人をシークレットサービスが射殺するという現場を目撃してしまいした。かけつけた大統領補佐官のグロリアは事件のもみ消しを図るため、シークレットサービスの2人に証拠隠滅を命じ、一部始終を目撃していたルーサーは、彼らが現場に忘れたナイフを持ってその場を去ります。
 ルーサーに目撃されていたことを察知した大統領サイドは、殺人の罪をなすりつけた上で口封じしようと、持つ権力を総動員してルーサーを捜索します。
 一方、サリヴァン邸強盗殺人事件を担当するセス・フランク刑事(エド・ハリス)は、その鮮やかな手口からルーサーの犯行だと認めるものの、不自然な部分が目につく殺人については懐疑的でした。
 ルーサーは、国外へ逃げることに決めるが、空港のテレビで大統領の白々しい演説を観て考えを一転し、大統領の犯行を暴露するために行動を開始します。
 しかし、暗殺者まで雇った大統領の魔の手は、娘のケイトにまで及んでくるのです。

目撃2

 今回の彼の役どころは、若いころは警察のお世話になったことがありましたが、この30年は全くお縄についたことがないという、まるでルパン三世のような凄腕の泥棒です。(そういえば、ルパン三世とイーストウッドは声が同じでした。)
 どのくらい凄腕かというと、学生の頃別れてから、その後はほぼ会ったことがないという、娘のケイトが、捜査のために訪れてきたセス刑事と初めて父親の部屋を訪れた時、彼のキャビネットの上に、自分の大学卒業の時など最近の写真を見つけてしまうほどです。(意味わかりますか?)
 そうです、彼はちょくちょく娘のもとをこそっと訪れていたのです。娘の留守中に部屋に忍び込み、冷蔵庫をチェックし、「寂しい食生活だな。」とつぶやく描写や、その後、帰宅したケイトが食料でいっぱいになっている冷蔵庫を見て驚くという、思わず苦笑いしてしまう描写もあったりします。(考えたら、ちょっと気持ち悪いですね。ストーカーかよ。)
 母親はもう亡くなっていたようですが、娘の弁によると、亡くなる時まで、ルーサーを愛していたということで、もしかしたら同じようにちょくちょく会いに来ていたのかもしれませんね。
 考えてみたら、結構愛すべきキャラだったんですね。
 どうも、イーストウッドのキャラではないですね。
 いっそのこと、このキャラを生かして、もっとコメディタッチで作ってしまった方がよかったのではないでしょうか。主役も自身ではなくて、コメディタッチの演技できる人を起用して。例えば、仲良しのモーガン・フリーマンとか、トミー・リー・ジョーンズとか。そうそう、ジョン・マルコビッチもいいかもね。
 そうですね、コメディにするというのはとてもいいアイデアですね。
 何しろ、大統領やその周辺の人々のおバカぶりが非常に気になっていましたし、渋かっこいい刑事役のエド・ハリスも、今一つ活躍できていなかったから、思い切って、銭形警部のようなキャラにしてしまうのも有りかね。(でも、そうするとますますルパン三世だけどね。)

目撃3

 ということで、結構楽しめた秀作でしたが、いろいろと気になる点も多かった、クライム・サスペンスでした。
 ところで、「目撃」という邦題、確かに作品の一番ミソのところを突いているのですが、なんか地味すぎませんか?まるで、半世紀前以上前の往年の名作みたいですよね。





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Last updated  2013.05.27 20:38:38
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