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カテゴリ:コメディ
![]() 「4 FOUR」 FOUR 2011年 イギリス映画 監督 ジョン・ラングリッジ さて、DVDレンタルしてきたとき恒例の、無名映画紹介のコーナーです。 今回は日本未公開のこの作品です。登場人物は、ある男、探偵、男の女房(予定)、不倫相手の男、題名通りの4人だけです。 女房の不倫に悩むある男が、探偵に、その相手の男を拉致するよう依頼します。 ある夜、探偵からの連絡を受け、男は廃墟(元工場か倉庫)にやって来ます。 探偵は、不倫男だけでなく、気を利かせて女房も拉致してきたとのことで、「オレがリーダーだ。」とイラつきながらも、男はとりあえず、椅子に縛り付けられた不倫男を訊問します。 不倫男は、「人妻とは知らなかった」と言い張ります。 次に男は、別の部屋で女房の方を問い詰めます。探偵は、2人の問題だからと同席しません。 男は、探偵の「覆面を取らず、恐怖を感じさせてやれ。」という忠告を聞かず、椅子に縛り付けてある女の覆面を取ってしまいます。 女は、男の不倫女房ではなく、まったく見知らぬ女でした。 いやあ、なかなか面白いコメディでした。 何が面白かったかというと、まず、主人公の男が、非常におバカというところ。 いちいち、金を払っているのは自分だから、「自分がボスだ。」ということを強調するところ、そのくせ、完全に主導権を探偵に握られ、言い含められ、それに全く気付いていないところ、そしてなにより、不倫の報復のため、拉致という方法を取るというところですね。そうそう、自分のライターのガスがないことをいちいち忘れていて、何度も何度もタバコを吸おうとして火がつかず、癇癪を起こしているところは、うまいお約束でしたね。 それから、探偵は探偵で、何もかもお見通しなような落ち着きで、うまいこと“ボス”をリードしているのですが、最後(内容は秘密)は、なかなかおバカでしたね。 そして、なんといってもどんでん返しのように作られている結末(当然ですが秘密です。)が、全く見え見えだったというところですね。 女が主人公の男の女房じゃなかったことも見え見え(でもその正体については僕は気が付きませんでした。)でしたし、最後に女が取った行動も予想通りでしたね。 まったく予備知識なく観た作品でしたが、観始めたけっこう早い段階で、主人公のおバカ加減から、コメディだと判断できて、見え見えの展開も楽しむことができてよかったです。 あっ、ライターは注目ですよ。どこにあるかしっかり覚えておいてね。 ということで、意外と楽しめた掘り出し物のコメディでした。 あれ?でも確か、サスペンスコーナーにあった気がしたけど………。 と言っても、「ザ・ライド」がホラーコーナーにあったり、「ゲット・スマート」が「007」の横にあったりしている、このブログのファンの皆さんにはおなじみのいつものレンタルビデオ屋(夢○書店)ですけどね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014.08.12 09:31:51
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