黒山羊のつぶやき

なんだかおかしな国だよ、日本は。
日本だけじゃないのかもしれないけど。

例の浅田農場の会長夫妻の自殺、黒山羊は少し予想というか、
そういうことになってしまうのではっていう危惧を覚えていました。
たしかに、やってはならないことをしてしまったし、司法の裁きを受けて、刑に服さ
なければならなかったかもしれないです。
やったことの責任を取らなくてはならないのが集団社会生活の基本ではあるから。

でも、このニュースの当初からの扱いは、問題をちゃんと解明して、今後の方針を立
てて、責任は正しく取ってもらうっていう姿勢ではなかったと思う。
あれは、イジメだったよ。

会長の息子さんである社長は、今後も責任を取っていかなければならないでしょう。
それは仕方がない。でも、ニュースの内容も、インタビューの受け応えも、その話ば
かりなのね。

人が2人、亡くなってしまいました。
でも、その責任は、夫妻だけ、自分たちだけのものだったのかね。
マスコミの責任は？世間の口の責任は？

責任を取らなければならないことも、それを決める裁きがあることも、やっぱり人が
みんな幸せに生きていくことを望んでるからこそだと思うわけなんだけど、こういう
ニュースを見てると、たくさんの人で生きていくこと、幸せに過ごすこと、人の幸せ
を願うこと、そういったことがすべてどこかに消え去って、「正しさ」が、「ルー
ル」が、それらばっかりが一人歩きしてるように見えるよ。

人の幸せを願わない正しさとルールが渦巻くこの国は、やっぱりどこか変だと思う管
理人でした。
まあ、自分が変なのかもしれんけど。