2006/07/18(火)12:55
♪道草しながら帰った時は・・・。NSP「祭りばやしが遠のくように」
NSP/風の旋律
(1)SO LONG
(2)祭りばやしが遠のくように
(3)面影橋
(4)いわし雲
(5)風の旋律
(6)暗闇(よる)をひき裂け
(7)遠い日々から
(8)思い出はドラマさ
(9)そんな季節に口づけを
(10)粉雪のささやき
道草しながら帰った時は
広い道だと思ってた
あれから何年たったのだろう
こんな小道と気づく
(NSP「祭りばやしが遠のくように」)
昨日は、小学1年生の時のことを書きました。
今日は、なかよしだった、「のーちゃん」のことを書きたいと思います。
くるくるちゃんと、のーちゃんは、とっても仲良しさんです。
朝、学校へ行く時も、もちろん教室でも、帰りもいつもいっしょでした。
その日、学校からの帰り道、「信用金庫」の前の道で、ふたりは、スミレの花を見つけました。
小さな紫色のかわいい花です。
ふたりは、おもわず足を止め、見入っていました。
そして、その花びらをさわってみたりしながら、いろいろ、おしゃべりをしました。
ふだん、くるくるちゃんも、のーちゃんも、「みちくさ」は、しません。
まっすぐに家に帰り、ランドセルをおろし、「10円と宿題」を持って、どちらかの家に遊びに行くのが日課でした。
この日の5分間の「みちくさ」は、ふたりにとって、初めての冒険でした。
次の日の朝、いつも家に寄ってくれる、のーちゃんが来ません。
のーちゃんの一緒に住んでいるおじいちゃんが、昨日、亡くなったそうです。
のーちゃんは、おじいちゃんの最期に間に合わなかったそうです。
くるくるちゃんは、
「道草なんかしなければ、のーちゃんは、おじいちゃんに会えたかも・・・」
と、悲しい気持になりました。
道草を食う(みちくさをくう)
馬が路傍の草を食べて進行が遅れる。
↓
目的地に行く途中で、他のことに関わって時間を費やす。