テーマ:趣味の英語(406)
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私は英単語を語根に分解、理解して覚える方法をとっています。語根と言うと従来英語を専門に学ぶ人たちの範疇でしたが、近頃は初心者向けの本が出て、身近なものになっています。初見の単語も類推でき応用が利く単語習得法なので、そのうち受験用の単語集も主流になるのではないでしょうか。
初心者向けの本として、以前から紹介している「語源とイラストで一気に覚える英単語」とその姉妹版の「HYPER語源とイラストで一気に覚える英単語」(ともに明日香出版社)の二冊がお勧めです。 基本となる単語を覚えている間は反って負担が増すので、中学生の時は娘に勧めませんでしたが、そろそろ与えてみようかと思っています。いかに効率的とはいえ、知らない単語ばかりだと結局丸暗記になって嫌気がさすので、初めは辞書的な使い方でいいと思います。 辞書といえばオンライン辞書も楽しめます。松澤善好先生の「語源辞典」がお勧めです。語根と云う言葉も、この学習法も私は松澤先生の記事から知りました。 語根の意味を覚えていく方法は素晴らしいのですが、近頃私なりにちょっと工夫を凝らしています。 CODやリーダーズ英和には語根の説明に言い換えの英語が表記されています。通常は、ラテン語などの語源→(英語の置き換え→)日本語の意味、で通常英語の置き換えは表示されないので日本語の意味で覚えます。つまり、初見の単語は語根を日本語訳から類推することになります。 それを日本語訳まで行かず、英語で覚えて英語から類推するのです。日本語訳が同じでも途中の英語が違う場合もあるし、置き換えに使われている英語は基本となる単語だから、その単語のイメージを膨らませることができると思うのです。 以前の日記、「午前、午後」でAMを取り上げたときに、"ante medium"、「真ん中(正午)の前」、ラテン語"ante"は英語の"before"を意味すると紹介しました。 形としては同じ語根"ant-"でも、"against"(向かい合って、対立して)とは違う語根であること。また「前」と訳しても"front"のように場所としての前ではなく、時間の中の位置を表しているのがわかります。さらに"before"の本来の意味もあらためて覚えることができます。 そういう考えで、ここのところ語源と一緒に英語での意味も併記しています。見づらいかもしれませんが、ご理解いただければ幸いに存じます。はい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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